2009.01.16 Friday
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(752)
今の経済活動は、<信用>と<現金>で売買をしています。
銀行は、<信用>と<現金>をどのように育ててきたのでしょうか?
世界史で銀行はどのようにできたかを、わたし(横田)は知りません
でした。
ビジネス知識源プレミアムの吉田繁治さんが、2008年12月31日に
それを解説したのです。
吉田繁治さんのビジネス知識源プレミアムからの引用です。
「経済では『信用(credit)』はマネーと同義です。信用があれば、そ
の場で現金を渡さずとも、モノやサービス(経済的財貨)の購買がで
きます。後で支払いができるというのが信用です。逆に、信用の毀損
(きそん)は、支払いできないと見られることでしょう。
プラスチックのクレジットカードで買い物ができる理由は、後での現
金支払が保証されているからです。
この延長で考えれば、信用恐慌(credit crisis)」とは、クレジット
カードをその小さな一部とする、社会における信用の総額が、急に、
減ったことだと言えるでしょう。
(注)米国世帯は、クレジットカードだけの負債でも、80兆円(07年)
です。世帯あたりで80万円。これを数ヶ月か1年で決済しなければな
らないとなると大変。他に5%以上の金利がつく1200兆円の住宅ローン
の負債がある。車・家具・ファッションなどの耐久財のローンもある。」
経済と信用を、紙幣によって成り立たせたのは18世紀初頭のフランス
でした。
「フランス国のオルレアン候は、1715年に亡くなった太陽王ルイ14世の
子息(わずか7歳で王位継承)の叔父であり、政府を掌握します。
18世紀初頭のフランス国の財政は、絶対権力を持っていたルイ14世の
浪費のつけとして、巨額の国債(30億リーブル)が残っていた。
国家の税収の25年分に相当する巨額です。現代日本で言えば、税収の
25年分は2000兆円の国債残(政府部門負債)に相当します。返せない
ことは誰でも分かる額です。
当時のフランスは国債の金利支払額が、税収とほぼ同じだった。
これが、国家の財政破産です。
世界で、金属貨幣ではない、現代風のペーパーマネー(紙幣)が最初
に発行されたのは、比較的に新しく、スコットランド生まれの
ジョン・ロー(1671−1729)の、以下の趣旨の発案を起源とします。
このペーパーマネーは、同時に作られた銀行と対(つい)になったもの
でした。」
ジョン・ローは、賭博師だったのです。
賭博場のチップで気がつき、低い支払い準備率を利用したのが、18世紀
初頭にフランス王立銀行を立案し作った賭博師ジョン・ローでした。
「国家を背景にした銀行家(賭博師)ジョン・ローは、以下の策をめぐ
らす。
(1)「ロー銀行」が発行した紙幣は、いつでも、その満額を貴金属の
貨幣と交換ができる。(兌換の保証)
(2)この貨幣は、貴金属成分を100%とし、品位を落とさない。
(3)十分な担保の裏付けなしに、紙幣を発行した銀行家は、死罪とす
る。
これによってロー銀行が発行する紙幣は、国民の信用を獲得します。
いつでも、金や銀と交換ができるからです。ロー銀行の紙幣への需要
は、日々拡大して行きます。『信用が創造』されたのです。
(中略)
『準備銀行』が行う信用創造のメカニズムを解く必要があります。
(注)日本では準備銀行とは言いませんが、銀行はすべて準備銀行です。
【準備の意味】
第一に、ロー銀行が発行した紙幣を持つ国民が、一度に、銀行の窓口
に来て、金や銀への交換を要求することはないということです。それ
を国民が行えば、国家を裏付けにした『ロー銀行』も、一夜で潰れま
す。
貴金属との満額交換は、保証する。しかし、一度に交換が要求される
ことはない。ここが肝心な点です。
現在の世界の銀行が『一度に預金が引き出されることはない(取り付
けは起こらない)』ということを前提に成り立つのと同じです。どの
銀行の金庫にも、預金額に見合う現金はない。それらは、貸されてい
るか、国債、株券、社債になっているからです。
(金本位制の)銀行内の金庫には、たとえば10%の金を『交換要求へ
の準備』として保管しておけばいい。この『準備銀行』のメカニズム
で、たとえばロー銀行は、10倍の額の紙幣を発行できます。
自由に巨額を発行できるペーパーマネーがここに誕生します。信用は
創造された。国家と国民が必要とするマネーはいくらでも発行できる。
唯一の危険は取り付けです。そのときは、金庫にゴールドがないこと
が明らかになる。
ロー銀行は、実際には、当時のフランスが持っていた米国の植民地(
ルイジアナ州)の土地を担保にした『株』を発行して、それを国民に
売り、金貨を集めました。この株は、大量発行された紙幣による投機
を生んで、株価が高騰します。
【バブル経済】
株を買った貴族は長者になり、フランスは、4年後に奢侈品が飛ぶよう
に売れるバブル経済になったという。国内のペーパーマネーが増えた
からです。そして、お定まりのように、株価が極点まで行って暴落し
ます。
ロー銀行への国民の疑念を呼びます。『全員が紙幣の交換を要求したら、
銀行に金貨はあるのだろうか?』 当然に、ない。
オルレアン候は、次々に金庫から金が流出するとともに、金と交換で
きる兌換紙幣の発行を減らさざるを得なかった。
そして1720年2月には、
(1)交換率の5%切り下げ、
(2)貨幣(金貨)の使用禁止令を出し、
(3)縮小した経済を浮揚させるために紙幣を増刷します。
しかしフランス国民は、再び、金貨を自宅に退蔵するようになる。
ジョン・ローは、ダイアモンド一個を持ってフランスを追われる。
1716年にロー銀行を設立して4年後のことでした。
ローは、その9年後、あの退廃と憂愁を感じさせるベネチアで、
無一文で亡くなる。
以上が、フランス18世紀の、ペーパーマネー(金と交換できる兌換紙
幣)の発明と消滅の歴史です。」
18世紀のロー銀行と、現代の銀行とは基本的に同じです。
世界中で銀行がつぶれそうだという噂を聞くと、預金者が銀行に引き出し
に殺到するのです。
去年、欧米の銀行で預金者の引き出しが殺到したのです。
わたし(横田)は、銀行が出来てまだ300年間弱しか経っていないこ
とに唖然としました。
今、アメリカ型資本主義が信用収縮して、世界恐慌が起きました。
欧米で不動産が値上がりして、臨界点まで行った時に、世界恐慌が起こり
ました。
まるで、300年前のフランスと、今の世界恐慌は全く同じことをやって
いるのです。
銀行は、<信用>と<現金>をどのように育ててきたのでしょうか?
世界史で銀行はどのようにできたかを、わたし(横田)は知りません
でした。
ビジネス知識源プレミアムの吉田繁治さんが、2008年12月31日に
それを解説したのです。
吉田繁治さんのビジネス知識源プレミアムからの引用です。
「経済では『信用(credit)』はマネーと同義です。信用があれば、そ
の場で現金を渡さずとも、モノやサービス(経済的財貨)の購買がで
きます。後で支払いができるというのが信用です。逆に、信用の毀損
(きそん)は、支払いできないと見られることでしょう。
プラスチックのクレジットカードで買い物ができる理由は、後での現
金支払が保証されているからです。
この延長で考えれば、信用恐慌(credit crisis)」とは、クレジット
カードをその小さな一部とする、社会における信用の総額が、急に、
減ったことだと言えるでしょう。
(注)米国世帯は、クレジットカードだけの負債でも、80兆円(07年)
です。世帯あたりで80万円。これを数ヶ月か1年で決済しなければな
らないとなると大変。他に5%以上の金利がつく1200兆円の住宅ローン
の負債がある。車・家具・ファッションなどの耐久財のローンもある。」
経済と信用を、紙幣によって成り立たせたのは18世紀初頭のフランス
でした。
「フランス国のオルレアン候は、1715年に亡くなった太陽王ルイ14世の
子息(わずか7歳で王位継承)の叔父であり、政府を掌握します。
18世紀初頭のフランス国の財政は、絶対権力を持っていたルイ14世の
浪費のつけとして、巨額の国債(30億リーブル)が残っていた。
国家の税収の25年分に相当する巨額です。現代日本で言えば、税収の
25年分は2000兆円の国債残(政府部門負債)に相当します。返せない
ことは誰でも分かる額です。
当時のフランスは国債の金利支払額が、税収とほぼ同じだった。
これが、国家の財政破産です。
世界で、金属貨幣ではない、現代風のペーパーマネー(紙幣)が最初
に発行されたのは、比較的に新しく、スコットランド生まれの
ジョン・ロー(1671−1729)の、以下の趣旨の発案を起源とします。
このペーパーマネーは、同時に作られた銀行と対(つい)になったもの
でした。」
ジョン・ローは、賭博師だったのです。
賭博場のチップで気がつき、低い支払い準備率を利用したのが、18世紀
初頭にフランス王立銀行を立案し作った賭博師ジョン・ローでした。
「国家を背景にした銀行家(賭博師)ジョン・ローは、以下の策をめぐ
らす。
(1)「ロー銀行」が発行した紙幣は、いつでも、その満額を貴金属の
貨幣と交換ができる。(兌換の保証)
(2)この貨幣は、貴金属成分を100%とし、品位を落とさない。
(3)十分な担保の裏付けなしに、紙幣を発行した銀行家は、死罪とす
る。
これによってロー銀行が発行する紙幣は、国民の信用を獲得します。
いつでも、金や銀と交換ができるからです。ロー銀行の紙幣への需要
は、日々拡大して行きます。『信用が創造』されたのです。
(中略)
『準備銀行』が行う信用創造のメカニズムを解く必要があります。
(注)日本では準備銀行とは言いませんが、銀行はすべて準備銀行です。
【準備の意味】
第一に、ロー銀行が発行した紙幣を持つ国民が、一度に、銀行の窓口
に来て、金や銀への交換を要求することはないということです。それ
を国民が行えば、国家を裏付けにした『ロー銀行』も、一夜で潰れま
す。
貴金属との満額交換は、保証する。しかし、一度に交換が要求される
ことはない。ここが肝心な点です。
現在の世界の銀行が『一度に預金が引き出されることはない(取り付
けは起こらない)』ということを前提に成り立つのと同じです。どの
銀行の金庫にも、預金額に見合う現金はない。それらは、貸されてい
るか、国債、株券、社債になっているからです。
(金本位制の)銀行内の金庫には、たとえば10%の金を『交換要求へ
の準備』として保管しておけばいい。この『準備銀行』のメカニズム
で、たとえばロー銀行は、10倍の額の紙幣を発行できます。
自由に巨額を発行できるペーパーマネーがここに誕生します。信用は
創造された。国家と国民が必要とするマネーはいくらでも発行できる。
唯一の危険は取り付けです。そのときは、金庫にゴールドがないこと
が明らかになる。
ロー銀行は、実際には、当時のフランスが持っていた米国の植民地(
ルイジアナ州)の土地を担保にした『株』を発行して、それを国民に
売り、金貨を集めました。この株は、大量発行された紙幣による投機
を生んで、株価が高騰します。
【バブル経済】
株を買った貴族は長者になり、フランスは、4年後に奢侈品が飛ぶよう
に売れるバブル経済になったという。国内のペーパーマネーが増えた
からです。そして、お定まりのように、株価が極点まで行って暴落し
ます。
ロー銀行への国民の疑念を呼びます。『全員が紙幣の交換を要求したら、
銀行に金貨はあるのだろうか?』 当然に、ない。
オルレアン候は、次々に金庫から金が流出するとともに、金と交換で
きる兌換紙幣の発行を減らさざるを得なかった。
そして1720年2月には、
(1)交換率の5%切り下げ、
(2)貨幣(金貨)の使用禁止令を出し、
(3)縮小した経済を浮揚させるために紙幣を増刷します。
しかしフランス国民は、再び、金貨を自宅に退蔵するようになる。
ジョン・ローは、ダイアモンド一個を持ってフランスを追われる。
1716年にロー銀行を設立して4年後のことでした。
ローは、その9年後、あの退廃と憂愁を感じさせるベネチアで、
無一文で亡くなる。
以上が、フランス18世紀の、ペーパーマネー(金と交換できる兌換紙
幣)の発明と消滅の歴史です。」
18世紀のロー銀行と、現代の銀行とは基本的に同じです。
世界中で銀行がつぶれそうだという噂を聞くと、預金者が銀行に引き出し
に殺到するのです。
去年、欧米の銀行で預金者の引き出しが殺到したのです。
わたし(横田)は、銀行が出来てまだ300年間弱しか経っていないこ
とに唖然としました。
今、アメリカ型資本主義が信用収縮して、世界恐慌が起きました。
欧米で不動産が値上がりして、臨界点まで行った時に、世界恐慌が起こり
ました。
まるで、300年前のフランスと、今の世界恐慌は全く同じことをやって
いるのです。