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横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(919)
 

ナチュラル・ハーモニー磯野正弥さんのつづきです。

 

自分はこの繰り返しの中で生き続けなければならないのだろうか? 責任を持って仕事に取り組むことはできないのだろうか? こうした思いに心が覆われてしまうのです。激しく落ち込む中、河名から連絡がありました。

「さぞや落ち込んでいるだろうな。今回の復帰は排毒の一時的な休憩だったと思えば良いんだよ」、そう言ってくれました。自分の苦しい胸の内を話すと、「迷惑かけているなんて余計なことを考えるなよ。今は身体からの反応に従っていればいい。社長の俺が言っているんだから余計な心配は一切無用」、そう言ってくれたのです。

 

そして8月1日、3度目の復帰。河名は「よくがんばったな。磯野には困難に真っ直ぐ向き合うことの大切さを教えてもらった。これから先、いつ倒れても、何度倒れても構わないからな」。私を信じて変わらぬ態度で待ち続けてくれた河名への感謝の気持ちが込み上げました。そして自分は"世界一の幸せ者だ"と強く思いました。

 

こうして約270日にわたる私の「闘病」が終わりました。その後は元気に働いています。つらくて厳しい毎日でしたが、振り返ればわずか270日のこと。終わることなく訪れる痒くて辛い症状、一生手放すことができないと思っていた薬、常に余裕のなかった自らの心。これらと分かれることができた喜びは命をもう一つもらったとしか言いようがありません。それまでの12年間の苦悩、薬漬けの日々から卒業するための"命の洗濯"がこの270日間 であったと感じています。

私がこの苦しい闘病で学んだことは「生命とは本来的に完全である」ということです。問題は生命そのものが持つ力を高めていくのか? それとも低めてしまうのか? このことに尽きるのではないかと感じています。

 

身体には本来の状態に戻そうとする力が備わっている。病気の症状とはそのために必要な過程で、辛いからといって薬で抑え込むことは"問題の先送り"に過ぎないのではないかと感じています。たとえ時間がかかったとしても、根本的な解決は「身体の防衛力」を高めることでしかないと感じています。

 

私の薬歴、そしてこの間の排毒はまさにそのことであったのです。この長い文を読んでくださった皆さんが毎日の暮らしや実際に病気に直面した時に、少しでもこのことを思い出して頂ければと願うのです。病気に頼らない生き方、病気や症状と今までとは違った角度で向き合うことができるのではないかと思うのです。

 

肥料も農薬も使わない野菜やお米、そして本物の発酵食品を食べることは、完全である身体の能力を高め、本来の力を発揮させていくことに他なりません。それらを少しずつでも身体に入れることの意味、これからもこの「ハーモニック・トラスト」を通じて多くの方に伝えていきたいと思っています。

これまでとは違った食や医療のあり方、さらには家族が元気に生きるための一助になればと心から願います。私の個人的な長文を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

ここまでの内容はナチュラル・ハーモニーの個人宅配「ハーモニック・トラスト」の会報で5回にわたって連載したものでした。連載終了後、多くの方から「今の状態を詳しく教えて欲しい!」とか「どんな食事をしているのか?」といったありがたい質問をたくさん頂きました。

 

実は8月に3度目の復帰をしてから、しばらくは不安定な状態が続きました。時折、凄い寒さに襲われたり、軽い発疹が出たりという状態だったのです。転機は10月の頭に訪れました。それは40度の熱が10日間続いたことがきっかけだったのです。

 

鼻水と痰が続き、高熱にウナされ続けました。それは苦しいことだったのですが、よくよく思い返してみれば、40度の熱が出るなんてことは記憶がないのです。そんなことがあったなというくらい、久しぶりの出来事だったのです。特に薬を使い続けてきたこの12年間は熱が出たとしてもいつも微熱。すごく熱が出にくい体質だったというのが偽らざる感想です。

 

熱が出るくらい元気になった! そして熱が下がってからは、不安定な状態は本当になくなってしまったのです。悪寒や発疹といったことはまったくといって良いほどなくなりました。熱が出ている間、河名からは「磯野も熱が出るくらいまで元気になったんだなぁ」と言われ、また三好先生からは「アトピーは熱が出るようになったらほぼ大丈夫。今後は半年も寝た切りになるようなことはないでしょう」と言ってくださいました。

 

私はお米を日に4合食べます。もちろん自然栽培のお米です。お昼に弁当を広げると周りからは「何度見てもすごい!」とよく言われます。河名からは「世界で一番自然栽培米を食べる男」と言われたりもしています。おかずは本当に少しだけ、味噌汁は毎日朝と晩に飲み、「蔵の里750g」を1ヶ月で2パック使いきっております。外食はほとんどしません。

 

以前はお酒も飲んでいましたが、今は飲めません。すぐに頭が痛くなったり、飲めば戻してしまうことが分かり、「こんな苦しい思いをするくらいなら」とまったく飲まなくなりました。これも身体が"清まった証"であると自分では思っています。お茶もよく飲みますが、すべて自然栽培のものです。何だかトラストの宣伝? そんな感も拭えないのですが、すべて事実です。

 

「闘病」を過程で、もう1つ嬉しいことがありました。私の父は30年来、睡眠薬を飲み続けていたのですが、私がもだえ苦しみながら必死に耐える姿を見て、「睡眠薬をやめる」と宣言してくれたのです。父は睡眠薬の副作用に悩んだ時期もありましたが、完全に薬断ちをすることができたのです。父いわく、「自分は絶対睡眠薬なしでは眠れない」といった暗示を自分でかけていたようだと言っていました。今は定年4年目、第二()の人生を料理に見出し、"男の料理教室"なる講座に通っている模様です。

 

闘病12年、どんなに願っても、何をやっても手にすることが叶わなかった健康のありがたさを今は日々かみ締めています。感じることは「健康は1日にしてならず」、このことです。その思いから日々の食事や生活環境には注意を払い続けています。もちろんすべての薬剤や栄養補助剤の類は一切使っておりません。今後ともこの「ハーモニック・トラスト」の会員の皆さんとともに、私自身、元気に、そして健康に、与えられたこの生命を燃焼していきたいと思います。

 

わたし(横田)は、磯野正弥さんの次の言葉に感動しました。「身体には本来の状態に戻そうとする力が備わっている。病気の症状とはそのために必要な過程で、辛いからといって薬で抑え込むことは"問題の先送り"に過ぎないのではないかと感じています。たとえ時間がかかったとしても、根本的な解決は身体の防衛力を高めることでしかないと感じています。」 わたしは、脳梗塞のときも、甲状腺がんのときも、手術・放射線・抗がん剤・医薬品のすべてを拒否しました。その時には、わたしがなぜ拒否するのかわからなかったのですが、今、故青木盛栄先生の教えが息づいていることが理解できたのです。

| 病気 | 05:25 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(917)
 

昨日、ナチュラル・ハーモニーから野菜が届きました。中でも、にんじんは泥つきのままなのです。説明書を読むと、泥つきのままだと長持ちするからだと書いてありました。説明書がどっさりと来るのですが、これを読むのが楽しいのです。

 

ナチュラル・ハーモニー磯野正弥さんのつづきです。

 

季節は「夏」。冷夏とはいえ、恐ろしい寒さとおびただしい水泡に震え続ける日々。「この先どうなるんだろう・・・」、止め処もない不安と苦痛が私を襲い始めました。2003年の夏は、こうして過ぎて行ったのです。

 

9月に仕事に戻る」、そう決めて1ヶ月耐えていたものの、症状は深刻さを増していきました。水泡はひどくかゆいので、掻くとそこから水が流れる。水の量は日を追うごとに増えていきました。

 

今まで薬で固めていたものが、薬を放棄した段階から堰を切ったように体外に流れ始めたのです。8月は出てくる水の色が透明だったのですが、この頃になると黄色に変わり始めました。

 

「蓄積してきた薬剤などの異物が出始めた」と河名から言われました。血と共に流れ続ける日々。水が乾くと固まって薄皮となる。体を動かそうとすると傷口とその薄皮に引っ張られ、ものすごく痛い。そうするうちに徐々に身動きが取れなくなっていきました。

 

首は水が溜まり、ブヨブヨと3段首のようになってきました。足首は通常の3倍くらいに膨らみはじめました。鈍痛に襲われ続けているので足を高く上げることで痛みを緩和し続ける毎日。

 

顔は眉の上に水がたまり、ちょっと表現しがたい、"お岩さん"のようになっている。流れた水が固まって目が開かなくなる。口の下はザックリ割れはじめ、そこから毒血が流れ、やがて固まっていく。口も目も開かない、何をするにも不自由な状態になっていきました。全身ほぼ同じ状態になっていきました。

 

腎臓病、「ネフローゼ」のような症状。辛い毎日でしたが、気づきもありました。皮膚がものすごく柔らかくなっているのです。ほんの少し引っかくだけですぐ水が流れるのです。これは異物を体外に出すための作用で、全身一丸となって、「出すんだよ」という合図をしているのではないかと思っていました。しかし体力も気力も落ち始め、憔悴していく毎日だったのです。

 

「磯野の今の仕事は食べることだぞ!」と河名から何度も言われていたため、必死に食べ続けました。また『買ってはいけない』の著者・環境臨床医の三好基晴先生から「辛くても何でも、とにかく食べろ! 吐いてでも食べろ!」と電話で厳しく言われました。無投薬で自然治癒力にすべてを委ねる以上、体力がすべて。だから懸命に食べ続ける日々が続きました。

 

私たちの身体は、炭水化物を取ることで必要な栄養分を体の中で作ります。「主食」の米はその材料です。米を媒介に体内でブドウ糖に作り変え日々の「活動源」にしているのです。ですからクオリティーの高いお米を食べることは、良い水を飲むこと、自然に呼吸すること、よく眠ること、これらと同じように本質的で根源的な営みになるのです。

 

「おかずはいいから米だけは何が何でも食べろ!」、この言葉のままに河名が定期的に送ってくれる自然栽培のお米を食べ続けた日々。傷と皮が突っ張った状態で、背中を伸ばすことは辛いことでしたが、丸まった背中と腰で何とか台所に立ち続けました。

 

割れた口の下は開くたびに裂け、そこから血が流れる。何とか口を開き、泣きながらお米を食べ続けた日々。ほとんど開かない口だったため、食べ終わると周りにご飯粒がたくさん付いているような有りさまでした。食べることはものすごく辛いことでもあったのです。
「米や野菜がなくなる前に必ず言えよ。この場合、一切の遠慮は罪だからな」、河名は私にそう言ってくれていました。私は自然栽培の米と少しの野菜を食べ続け、そのことで自分の治癒力を含めた生命力を引き出すことに賭ける、こうした選択だったのです。

 

この間、多くの親しい人から「とにかく放っておくのはまずい。病院に行け!」とか「そんな状態で1人でいるのは無理。両親に話しなさい」と、忠告を受けていました。しかし私はこの症状に1人で耐え続ける決意でいました。確かに両親にすべてを話して、炊事・洗濯から解放されたらどれだけ""になるだろうか・・・、心の中に「迷い」も生じました。しかしこんな状態を両親が見たら何が何でも病院に連れて行くだろう。母親に涙ながらに説得されてしまえば、覚悟が揺らいでしまうかもしれない。「黙ってみていろ!」、それは私の両親にはあまりに酷だと思ったのです。こう考えると、「たとえどうなっても、最後まで1人でやり抜く」、そういう強い気持ちが湧き上がってきました。

 

私はこの治療を自分の体を使った「実験」と考えていました。12年も薬を使い続けたにも関わらず一向に良くならなかった症状。これがどうなっていくのかを耐え続けることで確かめたかったのです。そしてもし元気になれたなら、肥料も農薬も使わない「野菜」を売る資格を与えられるのだろう、そんな風に感じていました。しかし実際は余っていた薬を目の前において、これを塗りさえすればたとえ"一瞬"であってもどんなに楽になるだろうか・・・。あと2時間頑張ったら塗ってしまおう、今日までは頑張って「明日になったら」、そうやって何とか繋いでいく毎日でした。

 

わたし(横田)は、これを読みながらがん患者のことを考えました。がん患者も、治ると思って、手術・抗がん剤・放射線治療をやっているのです。しかし医師は「直らない」と思って、手術・抗がん剤・放射線治療をやっているのです。医師が医学部で学んだ教科書には、がんは直らないと書いてあるのです。がん患者と医師が、治ると直らないで別々の方向に向いているのです。医師は、手術・抗がん剤・放射線治療ががん患者を治すためではなくて、医師の経済状況が何よりも優先するからです。

| 病気 | 04:46 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(915)
 

わたし(横田)は、自然農法を取り入れている農家があるということで、そこに野菜・果物を頼みました。わたしが頼んだのは、自然農法の野菜・果物を流通させるという目的を持った株式会社 ナチュラル・ハーモニー(本社:東京都世田谷区)だったのです。お試しセットがあって、わたしは野菜セット¥2,200を頼みました。自然農法の野菜・果物のほかに、米・味噌・お茶・のり・つぶ餡・にんじんジュースなどがあります。最初に宅急便で来るのは今週の34日(木)です。

 

ナチュラル・ハーモニーの河名秀郎社長が本を出版されています。

『自然の野菜は 腐らない』著者:河名 秀郎 本体1,200円+税 朝日出版社 

 

河名さんの書いた『自然の野菜は 腐らない』からです。

本当の野菜のすがたを知っていますか? ほうれん草の栄養価は、50年前の約23割。

ニンジンの栄養価は、4割しかありません。私たちが「これが普通の野菜だ」と思っている野菜は、実は、変化してしまったすがたなのです。

 

木村秋則さんの「奇跡のりんご」は、肥料も農薬もつかわず、自然にいちばん近い条件で育てられた「自然栽培」のりんごです。瑞々しく、驚くほどおいしいのはもちろん、

1)かじり口が変色しない。

2)芯まで実がつまっていて、隙間がない。

3)非常に腐りにくく、放っておくだけで、お酒に、お酢に変化する。

という特徴があります。

実は、果物だけではなく、自然本来の育ち方をした野菜は、みな、こういった特徴を持っていたのです。

 

自然本来の野菜・米・醗酵食品のすがたを紹介します。

・虫や病気にやられず、肥料も農薬もいっさい使わない

・「これが本当の野菜の味だったのか!」と驚く

・甘ったるくない、自然な甘味がある。

・トマトが水に沈む。実がつまっており、ずっしり重い

・体内で発ガン性物質に変化するという「硝酸性窒素」という肥料を使わない

・自然本来のスピードで育つので、細胞がしっかりしている

・のどにしみ入るような繊細な食感がある

・有機野菜でも、危険な場合がある

・自然栽培野菜と有機野菜をビンにつめ、経過を「腐敗実験」すると、自然栽培野菜は枯れる、自然栽培野菜は枯れる前は良いにおいがする。有機野菜は腐る、すごい腐った臭いがする。

・農地の地下20cmのところに、死んだ土がある。それを取り除かないと自然栽培はできない。肥料が死んだ土にさせている。日本ではアメリカの10倍も肥料を使っている。肥料で死んだ土を生き返えさせるためには、農薬も肥料も一切やらなくて、自然栽培をするしかないのである。それには、最低3年間はかかる。

 

わたしは、農薬だけではなく肥料が農地をダメにしていることを知りました。そして、農薬と肥料が農産物を食べているわたしたちの健康にも良くないことを知ったのです。肥料は、1平方メートルでどれだけの野菜がとれるかという人間が考えた効率でしかないのです。野菜は、効率ではなく、自然に育つものです。自然に育った野菜は、本当においしいことを人間は気付くべきなのです。

| 病気 | 04:39 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(854)
 

宇沢弘文さんのつづきです。

 

社会的共通資本というのは、リベラリズムの理念にかなうような経済社会を実現するために重要な役割を果たす資本とか資源、サービス、モノを、社会にとって共通の財産として大事に管理・維持していこうという考え方です。具体的には、まず第一に、自然環境、大気や森林、土壌や水などの自然環境です。第二に、社会的インフラストラクチャー。これを社会資本と呼ぶ人もいますが、そうするとどうしても土木工学的な面が強調されてしまうように感じますので、少し長いですが、私は社会的インフラストラクチャーという言葉を使うことにしています。これは道路、鉄橋、公共的な交通機関、電気・ガスその他の普通のインフラです。重要なのは、それらがどういうルールで運営され、どういうふうにして供給されているかも含めて考えることです。第三は制度資本です。教育とか医療、金融、資本といった社会的制度を社会的共通資本として位置付け考えていこうということです。

経済学者の重要な仕事は、これらの社会的共通資本をどうやってうまく管理・維持し、そしてそこから生み出されるサービスをどうやって公正に、社会正義にかなった形で分配するかを考えることです。そのための基準は、決して官僚的なものであってはなりません。また単に市場的な基準、つまり儲かるか儲からないかで考えてもいけない。あくまでも社会正義にかなった形で、しかもそれぞれの分野の職業的な専門家が専門的な知見を十分に活用し、そして公正な形で維持・管理し分配していくということが、重要な点です。

特に自然環境の場合、こういった社会組織はコモンズと呼ばれる歴史的な制度があります。コモンズというのは、自然環境をうまく、安定的に、そして持続的に管理していくための組織の総称です。

 

コモンズで注目されるのは、空海が作ったコモンズです。空海(弘法大師)は留学僧として唐の長安に渡りますが、2年で日本に帰ってきます。当時留学僧は大体20年近く中国にいたのです。ただ空海だけは2年で帰ってきました。そして朝廷に願い出て別当という職をもらって、故郷の讃岐に帰って満濃池の大修復をするのです。満濃池というのは周囲20kmくらいある巨大な日本最大の潅漑用の溜池です。溜池というより湖のような感じのところです。8世紀の初め頃作られたのですが、あまりにも大きくて、造ってもすぐ壊れてしまう。そこで空海が総監督として満濃池の大修復をしました。それは日本の土木史に残る大きな土木工事の一つです。空海は満濃池の修復という土木工事に優れていただけでなく、コモンズとしての側面もよく理解し、どういう風に使うかというルールを詳しく作ってそれを村の人たちに残しました。その後村の人たちにより何回か修復はされたのですが、ほぼ空海の修復された形のまま現在も残っています。

 

空海がなぜ2年で帰ってきたか。私は10年くらい前にスリランカに行って調査したことがありますが、その時にこういうことを知りました。4世紀頃(中国の)東秦に法顕という憎がいました。彼はインドに仏教の勉強に行ったのですが、当時すでにインドには仏教がなくなっていて、そこでスリランカに行きました。仏典の勉強だけでなく、制度や技術を学んで帰ってきました。その法顕が、スリランカの水利文明を詳しく紀行記の中で説明しています。スリランカというのは、紀元前から3世紀、4世紀にかけてシンハリという世界最高の水利文明を誇っていた国です。農業の生産性も非常に高く、その一番の中心が濯漑用の溜池でした。スリランカは当時、高地農業で、モンスーン気候で年2回雨が降り、その後は全然降らないわけです。空海の故郷、北四国も似た気候条件でした。おそらく空海は留学中に法顕が伝えた溜池のことを学んで、できるだけ早く国に帰って満濃池の修復にそれを活かしたいと考えたのだと思います。事実空海は、その後関西を中心として日本中を周り、溜池を造る技術を村の人たちに伝えました。溜池台帳というものが残っているのですが、それをみると、江戸末期には非常に多くの溜池があります。それが日本の農業の非常に高い生産性を支えていたのではないかと思います。

 

のちにスリランカはポルトガル、そしてイギリスの植民地となります。イギリスは軍隊を送ってスリランカの溜池を全部壊しました。そして代わりに大きな川にダムを作り、そこから水をひいて農業用水にしたわけです。なぜそうしたかというと、溜池をもっていると村が自給自足、独立できるのでそれを恐れたのです。大きな川にダムを作って水をひくと中央集権的な形で統治機構の支配下に村を置けるわけです。また、イギリスは同時に森林を切り開いてプランテーションを造ります。そうしたことにより、スリランカの農業の生産性は非常に落ちていくのです。汚い水でないと繁殖できないマラリア蚊が大量に発生するようになり、いまや農業の生産性が世界でも一番低い水準の国になってしまいました。

日本の場合、明治になって組織的に溜池を壊すことをやったのは政府です。溜池を壊し、大きな川にダムを作って中央集権的に農業用水を供給するようにしたのです。つい最近まで農水省の人たちは「溜池征伐」という言葉を使って溜池が残っているところを見つけては壊しにいくという、とんでもないことをしていました。その溜池が、コモンズの一番典型的な例なのです。

 

わたし(横田)は、空海が故郷の讃岐に帰って満濃池の大修復をしたというのに驚きました。満濃池というのはある巨大な日本最大の潅漑用の溜池というより湖です。そこで空海が総監督として満濃池の大修復をしたのです。日本の土木史に残る大きな土木工事の一つです。その後、村の人たちにより何回か修復はされたのですが、ほぼ空海の修復された形のまま現在も残っているのです。それが、日本の農業の非常に高い生産性を支えていたというのです。日本の農水省は、溜池征伐という言葉を使って、溜池を壊しに行ったのです。日本で政権を取った民主党が、コモンズつまり自然環境をうまく、安定的に、そして持続的に管理していくための組織を作り上げていくのができるかどうかを、わたしたち国民が注視しなければならないことです。

| 病気 | 05:41 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(853)
 

宇沢弘文さんのつづきです。

 

宇沢弘文さんは、21世紀に入り、資本主義か社会主義かというこれまでの考え方を超えた、新しい時代の考え方が私たちに求められていると言われています。そこで示唆に富む2つの重要な歴史的文書を、まずご紹介したいと思います。

 

第一は1891年当時のローマ法王レオ13世が出されたEncyclical(回勅)です。ローマ法王は在位中に必ずEncyclical1つ出すのですが、その時々の世界が直面している重要な問題をとらえ、そして詳しく分析して、全世界の司教(Bishop)に同時に配られます。カトリックの方は同文通達といっています。それがローマ教会の公的な見解、立場を表すのです。レオ13世が出されたEncyclicalは「レールム・ノヴァルム」という題がつけられていました。ラテン語で『新しいこと』という意味です。これもカトリックの方は「革命」と訳されています。それには"Abuses of Capitalism and Illusions of Socialism"(=「資本主義の弊害と社会主義の幻想」)という非常に印象的な副題がつけられていました。

この回勅の中でレオ13世は、当時世界が直面した一番深刻な問題を、資本主義の下で資本家階級が自分たちの利益を貪欲に追い、労働者階級から搾取し、一般大衆が非常に悲惨な生活をしていることとしました。これが資本主義の弊害です。さらにこの文書では、多くの人々は社会主義になればこうした問題が解決されて理想的な社会が実現すると思っているが、それはとんでもない間違いである、社会主義になるともっともっと深刻な人間破壊が行われるに違いないとも述べられています。それが社会主義の幻想です。

レオ13世はこのように社会主義の幻想についても強い警告を出されたわけですが、この警告は20世紀を通じてほとんど無視されてしまいました。1917年レーニンの指導の下にロシア革命がおこり、世界で最初の社会主義国家が実現した時は、経済学の理論や理想が現実の体制になって実現したと世界の多くの人々が考え非常に喜び、そして大きな期待をもちました。やがて第二次世界大戦が終わった時、それまで帝国主義国の植民地であった多くの国々が独立しました。大多数が社会主義体制として新しい国づくりを始めたとき、このときも私たちは新しい時代の到来を喜び、大きな期待をもったのです。ところが、そのうちにロシアが東欧の近しい国々を多く巻き込んで軍事、警察、政治経済、宗教、教育、すべての面で非常に過酷な、抑圧的な支配をしはじめたのです。そこで私たちは社会主義のあり方について疑問をもちはじめました。そしてソ連という国家の形成自体に非常に暴力的な、強権的な、抑圧的な手段がとられたことが明らかになってきて、社会主義に対する私たちの持っていた幻想が無残に崩れてしまったわけです。

 

第二のレールム・ノヴァルムが出されました。それは1991515日、今の法王であるヨハネ・パウロニ世が中心になって作られたものです。その主なテーマは“Abuses of Socialism and Illusions of Capitalism”つまり「社会主義の弊害と資本主義の幻想」でした。今のローマ法王はポーランドの方です。過酷なソ連の支配下にあって、ポーランドの人々の魂を守るために40年間にわたって努力をされ、その後法王になられてはじめて国を出てバチカンに行かれました。その法王は自分の祖国がソ連の支配から自由になって新しい国づくりを始めているということを非常に喜ばれたわけですが、ポーランドがあまりにも急速に資本主義への道を歩んでいることを非常に心配されました。そこで出されたのが第二のレールム・ノヴァルムだったわけです。スターリンを中心とした独裁者たちによるソ連、社会主義、あるいは世界の社会主義の悲惨な現状を非常に詳しく分析されました。自然は徹底的に破壊され、社会は分断され、人々の魂は傷つけられてしまった。ところが大勢の人が資本主義になれば問題は解決すると思っている。しかしそれは幻想にすぎない。資本主義は社会主義に勝るとも劣らない深刻な問題を抱えている。特にアメリカ主導の資本主義のあり方に対してヨハネ・パウロニ世は厳しい批判を展開されました。この第二のレールム・ノヴァルムが出された1991年の8月にはソ連共産党が崩壊、さらに12月から1月にかけてソ連という国家自体が壊滅していくという世界史的な事件が起こりました。私は事件の背後にヨハネ・パウロニ世の第二のレールム・ノヴァルムが非常に大きな力を果たしていたと思います。

 

この第二のレールム・ノヴァルムで、ヨハネ・パウロニ世は私たち経済学者に一つの問題を提起されました。それは、すべての人々に人間的尊厳が保たれ、魂の自立が支えられ、そして市民的権利を十分に享受することができるような社会、そういう社会がどういう制度なり組織を作れば実現できるのかという問題です。21世紀の問題を考えるとき、私は第二のレールム・ノヴァルムでヨハネ・パウロニ世が提起された問題に、私たち経済学者が答えるということが一番重要なことではないかと思っております。

 

わたし(横田)は、このように考えています。社会主義が資本主義になれば問題は解決すると思っているが、それは幻想にすぎないし、資本主義は社会主義に勝るとも劣らない深刻な問題を抱えているのです。すべての人々に人間的尊厳が保たれ、魂の自立が支えられ、そして市民的権利を十分に享受することができるような社会、そういう社会がどういう制度なり組織を作れば実現できるのかという問題に、今、日本の民主党は取り組もうとしているのです。

| 病気 | 06:49 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(852)
 

わたし(横田)は、毎日新聞のカコミ記事『危機を解く』で東大名誉教授宇沢弘文さんが登場したのを読みました。それは、金融危機の原因・本質・展開を示す、たいへんわかりやすい内容でした。副題は『市場原理主義転換を』です。宇沢弘文さんは、仙人のように髭を長く伸ばしています。

 

宇沢弘文さんのプロフィールです。

1928年生まれ。東京大学理学部数学科卒業。シカゴ大学教授、東京大学教授などを経て、現在、同志社大学社会的共通資本研究センター長、東京大学名誉教授、日本学士院会員。1983年文化功労者、1997年文化勲章受賞。著者:『経済学の考え方』(岩波新書)、『ヴェブレン』(岩波書店)、『経済学と人間の心』(東洋経済新報社)、『宇沢弘文著作集 - 新しい経済学を求めて(全12巻)』(岩波書店)ほか多数。

 

毎日新聞に『危機を解く』からです。

 

―――金融危機の本質を、どう見ますか。
(宇沢)市場原理主義の破綻だ。1980年代以降の米レーガン政権や英国サッチャー政権の経済改革以来、市場原理主義が主流となり、米ブッシュ政権も推進した。その結果「もうける機会があれば、何をしてももうかればいい」という考え方がはびこった。危機は市場原理主義の結末であり、世界経済を破綻した打撃は計りしれない。

―――大恐慌では、ルーズベルト米大統領が登場しました。
(宇沢)大統領は33年のグラス・スティーガル法(銀行法)で銀行と証券を分離した。預金を幅広く集める銀行と株式でもうける証券は性格が全く違う。銀行はバブルをあおったが、本来は経済活動が円滑に機能し、人々が安定した生活を営むために基軸的な役割を果たす「社会的共通資本」であり、決して投機に利用されてはならない。この理念を明確にしたのがニューディール政策で、資本主義の歴史上大きな意味を持つ。

―――しかし米国は再び投機に走りました。
(宇沢)市場原理主義で規制緩和が推し進められ、銀行は放漫経営になった。今回の金融危機は返済能力の低い人たちに住宅ローンを売りつけ、そのローン債権を加工した金融商品をあたかも安全な商品であるかのように世界中にばらまいた結果だ。

―――規制撤廃による自由な経済活動の保障が必要、との指摘も根強くあります。
(宇沢)自由には、市場原理主義の「フリーダム」と、人間の尊厳を守り、市民の基本的権利を尊重し市民的自由を最大限に享受できる社会にする「リバティー」の二つの意味がある。市場原理主義は貧しい人や苦しんでいる人を搾取する。日本も競争原理を導入し医療教育が荒廃した。

―――地球温暖化対策にもブッシュ政権は消極的でした。
(宇沢)自国の経済成長を追及し、「他国はどんな被害にあっても構わない」という論理で、もうけ優先の市場原理主義の発想だった。イラク戦争も含めた米国の単独行動はひどかったが、最終的に金融危機という形で跳ね返ってきた。危機を契機に米国の一極支配は終わりを迎えつつある。

―――オバマ新大統領の経済政策は「新ニューディール政策」とも言われています。
(宇沢)オバマ氏は志も高く、素晴らしい人物だ。市場原理主義を抜本的に転換し、新たな国際協調の枠組を再構築するリーダーシップを発揮してほしい。ただ、経済チームには市場原理主義に近いメンバーもいて、実際にどこまで期待できるかは分からない。

 

わたしは、20世紀社会が、資本主義と社会主義の世紀であったと思うのです。資本主義と社会主義という2つの経済体制の間に非常に厳しい緊張・対立、あるいは敵対関係が作り出され、世界の多くの国々がそれに巻き込まれ、時として平和が脅かされてきたのです。宇沢弘文さんが、21世紀社会は、資本主義か社会主義かというこれまでの考え方を超えた、新しい時代の考え方が求められているというのです。

| 病気 | 06:08 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(851)
 

藤原直哉さんのつづきです。

 

産軍複合体が先の敗戦で壊滅したのと同じように、今回も多くの企業が解体ないし大再編を迫られるのでしょうね。水面下の話を聞くと大手の製造業は相当大変なようですよ。来年以降の見通しが立っているところなんてないのではないでしょうか。どこまで減産すれば採算が取れるのか、目処すら立たない状況がもうこれで1年になりますからね。中国に巨大需要があるから大丈夫だなんて話を真顔で言う人もいるぐらいで、凍死寸前に錯乱状態になっている人を見る思いです。壊れるものはもはや止められませんから、残ったものを見てどう再建するかを決めるしかありません。政治は革命が起きましたから、新しい時代を創る下地は整いつつありますね。あとはタイミングよく行動を起こしていくことでしょうね。民主党の器量が試されます。今のところ経済の抜本的立て直しのアイデアは何もないように見えますからね。これからみんなで知恵と行動力を与えていかないとならないでしょう。とても政治家だけには任せておけませんね。

 

ソ連崩壊時もそうでしたが、江戸幕府崩壊から明治維新にかけて、関東大震災直後、そして戦後の混乱期はみんな同じようになりました、大都会の巨大な人口は田舎に帰らざるを得なくなり、それはそれは大混乱でした。ですから今回もそれぐらいのことは平気で起こりうると思っています。

同時に今回は全世界規模で巨大企業や国家の破綻が想定されますから、田舎にいても石油や電力が手に入らなくなるということもないとは言えません。どこにいても今回ばかりは相当良く考えて行動しないとなりませんね。ま、そこまで考えている人、準備している人、行動力のある人はだいぶ少ないように思いますから、驚天動地で顎がはずれ、腰が抜ける人が残念ながら続出するでしょう。まるで選挙後の自民党のようにね。あれも3人に2人が落選し、残った人は呆然と立ち尽くしたわけでしょう。こういうことが我々の生活や仕事のあらゆるところで起きる可能性が十分にあります。もうここまで来たら、流れるだけ流れて、残ったところから立て直すしかないでしょう。一度止まる。そのあとどこが再起動できるか、それが勝負でしょうね。リーダーシップの力と一人一人の力が試されていますね。少なくとも今の様子だとみんなが同じように助かるということはなさそうです。思いと行動によって相当な差が生まれそうです。すごいことですね。まだ流される前に、今のうちから考えて行動しておくしかないですね。一刻の猶予もないように思います。

 

日本には自民党が似合うなんてよく自民党の連中が言っていましたが、変わるときは変わるものですね。これから経済も生活もいろいろと変わっていくと思います。しかし世界大恐慌が激しくなるのはこれからです。これからくる大混乱の中から新しい時代が生まれるとはいえ、それは大変ですね。大都会もこれから非常に厳しいと思います。人口10万人ぐらいの地方都市のほうが住みやすいかもしれませんね。長野県飯田市も人口がそれぐらいです。Uターンの人も結構いるようです。いろいろとトライされてみてください。小沢氏はこれから勝手なことをすれば追い出されるでしょうね。その影響力は次第に落ちていくと思います。今で言えば最も古いタイプの政治家ですからね。

 

鳩山代表率いる民主党が圧勝して、政治の雰囲気が変わってきましたね。今までの抑圧型のおどろおどろしい雰囲気が消えつつあります。確かに素人ばかりかもしれませんが、大きな変革は素人でないとできないですね。あとはどうやって国全体でチームを作るかです。この大混乱はとても政治家だけで乗り切れるものではありません。本当の意味での挙国一致を作るリーダーシップが求められています。これから危機が深刻化したときが勝負でしょうね。大手製造業でもこの秋から再び減産というところが出てくるのではないでしょうか。というか、こうなると来年以降の見通しが全く立たないと思います。だから中国政府の大言壮語のほら吹きに真剣に賭けるような愚かなことになるのでしょうね。

 

もう暗くて冷たい財界首脳は全員追放しないと、どんな形にしろ日本経済の復興はできないと思います。これからいよいよ第3次金融危機とそれに伴う産業・生活恐慌ですね。そうしたら中国でもインドでも新興国ができることはただひとつ。すさまじいダンピング輸出です。ですから日本企業がどこに行っても結局はコスト競争に敗れるだけです。とてもかなうはずがありません。ですから日本は量は少なくても品質が高くてよいものを作っていくしか生きる道がありません。大企業でまともな人はもうこれ以上地球の果てまで行ってコスト競争をしようとは思わないでしょう。ですからまともな人は国内に残ると思います。そういう人たちを集めて新しい組織を作って経済を再生させることは十分にできると思います。

 

NHK第一ラジオ(月に一回ずつ、朝640分から10分間、藤原直哉さんが出演している)は、いつの間にか10年以上やっていますね。あっという間に古株になってしまいました(笑)。

 

食糧危機、来るでしょうね。でも危機が来たときに対処すればそこから新しい時代が生まれます。覚悟をしているだけでだいぶ対応が違ってきます。一般論として危機が来ないといっておられる方ほど危機に直撃されるものです。これは天の不思議ですね。で、そういう方は直撃されたとたんに腰が抜けて声が出なくなって腰が立たなくなります。

 

わたし(横田)は、21世紀社会がどのようにイメージしたら良いか考えていました。藤原直哉さんのインターネットラジオを聞いていると、20世紀社会は高エネルギー社会であるのに対し、21世紀社会は低エネルギー社会だと言っているのです。世界中を見回したら、クリーン・エネルギー社会(太陽・風エネルギー)を指向していて、これからは徐々に欧米諸国が国の力をなくして行きます。21世紀社会は、日本(東アジア)が中心になると、藤原直哉さんは言っているのです。そのためには、文化が中心にならないといけません。20世紀社会は、アメリカでした。アメリカは、コカコーラやマグドナルドを世界中に広め、家庭は高エネルギーで家電や車が主流でした。21世紀社会は、日本食や服装やマンガやゲームが、日本中心になっているのです。

日本の輸出産業は、もう終わりです。それは、中国や韓国の企業が、中国のボリュームゾーン(9億人)に対して、日本の企業よりコスト競争力があるからです。トヨタやパナソニックが潰れるというのは、覚悟しなければなりません。

| 病気 | 06:47 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(849)
 

わたし(横田)は、今、iPhoneのアプリケーション開発をやっています。どういうアプリを開発しているのですかという質問がきます。それは、アプリ開発が終って、iPhoneのアプリをアップル社から一般の人がネットで買えるようになってから話しますと言っていました。8月末には完成しますと言いましたが、今は920日〜30日になりそうです。

iPhoneのアプリ開発が大変なのは当たり前のことですが、わたしはアプリケーションよりも、実体の考え方について深い関心を持ったのです。

iPhoneのアプリ開発では、無料版と有料版を作っています。無料版では、トヨタ自動車の「平成203月期決算」と「平成213月期決算」の直接原価を算定したのです。ふつうの決算では、全部原価で決算をやっていますが、それでは数量(車の台数)と売上原価が比例しないのです。比例しないと、数量(車の台数)が何%下がると、経常利益が0になるかわからないからです。一方、直接原価で決算をすると、数量(車の台数)と変動費(売上原価)が比例します。すると、車の台数が何%下がったら、経常利益が0になることがわかるのです。

全部原価で決算すると、売上高が伸びている時には経常利益が大きく出るのです。全部原価を直接原価に変更すれば良いのです。わたしは、10ケ月間に50冊の専門書を読みましたが、良い答えはありませんでした。専門書には、「考え方」と「全部原価から直接原価に直した時の実際」には距離があるのです。そこを解決するのに、わたしが20年前発明したCF−STRAC(資金戦略会計)が役に立つことに気がついたのです。

iPhoneで、世界中の企業決算を全部原価から直接原価に直して、利益感度分析をする方法を思いついたのです。今まで、利益感度分析が普及しなかったのは、全部原価ではなく直接原価にしなければ、正しくできなかったからです。それを、戦略会計を全く知らない人に利益感度分析を理解してもらい、決算の「3つ」か「5つ」の数字を入れて頂くだけで誰にでもできるのです。

わたしが、トヨタ自動車の決算を直接原価にしようと悪戦苦闘をしている時に、経済アナリストである藤原直哉さんが、トヨタ自動車はGMと同じように潰れるかもしれないと言っているのです。パナソニックも同じように潰れるかもしれないと言っているのです。

それを言うには赤字が3年以上経たないと普通にはわからないのです。輸出企業は、3年以上経常利益が赤字なら潰れる可能性が高いのです。トヨタ自動車は、2年間赤字であること(平成223月は赤字)は、すでにわかっていることです。もうあと、1年間、赤字だと倒産することもあり得ます。トヨタ自動車は、H203月の決算では経常利益が17千億円余りで日本一だったのです。輸出企業は、本当は薄利多売で、大量に販売すれば利益を大きく稼げます。その逆に、輸出が3割以上減れば、利益が赤字になるのです。しかも、H203月の決算では、円高で、車の台数(数量)が全く減らなくても、6%以上円高になれば、経常利益が0になるのです。それが、iPhoneのアプリ無料版「利益感度分析」で見ることができるのです。

| 病気 | 05:52 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(848)
 

次は、吉田繁治さんのネットからです。

 

吉田繁治さんは、ビジネス知識源プレミアムで毎週1回まぐまぐを通して送っています。

 

海外ファンドが株をもつオリックス(総資産9兆円)への、「かんぽの宿」の安値売却(70施設で109億円:0812月に決定)を見れば、売国の意味も、頷(うなづ)けます。

(注)鳩山総務大臣からの非難を受け、オリックスへの譲渡は、断念されています。

2009年初頭までの、オリックスの大株主名簿には、米系大手証券会社、投資銀行、投資ファンドが並んでいました。ピークでの外人持ち株比率は、60%と突出して高かった。

外人持ち株が50%を超えれば、外人が、取締役の人事権(任免権)をもって支配する会社です。

 

投資銀行やファンドは、かつての通産省の元キャリア・村上ファンドのように、直接に買うような野蛮な策はとりません。

日本企業の株をもって外人が支配する会社を通じて、買わせます。資本主義では、会社の利益の処分権(=所有権)と役員の人事権は株主のものです。

(注)かんぽの宿が問題になって以降、オリックスの外人持ち株比率は34%に減っています。利益の機会が減ったからです。(09525日)金融危機以後、ガイジンファンドの引き揚げが目立ちます。

 

8兆円の政府資金が投入され、リップル・ウッド(米系投資ファンド)が、株売却で利益を得た新生銀行(旧長期信用銀行)の再生上場(2004年)も、類似のものです。

(注)リップル・ウッドは、1200億円の投資で2200億円利益を得て、米国に持ち帰っています。

 

他方、選挙において熟練の技をもつ小沢選挙対策本部長が、候補者に義務づけたのは、

1)自民党の候補者の非難を行ってはならない、

2)戸別訪問2万軒(小さな選挙区)〜5万軒(大きな選挙区)、

3)政権交代を訴える辻立ち演説5万回でした。

 

辻立ち演説では、1か所で3分を超えてはならないという禁止をしていました。冠婚葬祭のスピーチの要領です。

経験がない小沢チルドレンの100名が3分以上話せば、すぐ底が割れ、論理矛盾も露わになるからです。そのため短く「政権交代」だけを訴えさせる。

 

民主党は、間違いなく、今回の選挙で与党になる。

与党(民主)になる人が、野党(自民)に転落する候補者を非難すれば、かつての社会党風の、野党根性に落ちたと国民は見る。批判だけの政党と見られる。

それは、麻生首相を得て、絶対多数の与党になるべき機会ができた民主の墓穴を掘ることであろう。

 

だから、自民党の候補者非難は、禁止する。

そして、民主党は地域住民の生活の支援を説く。

(注)前号で述べたように、この10年で世帯所得が減っています。

 

逆に、自民党候補は、民主党政策の財源を非難していました。これは、選挙戦略における決定的な誤りです。

民主党は、選挙中は少数党であり政権にはついていません。政策の実行は、自民が行ってきた。その間、経済(GDP)20年にわたって低迷し、世帯の平均所得は減っています。

とりわけ地方の、かつて自民支持だった人々の多くは、小泉構造改革(公共事業の抑制と削減、および民営化)の結果が、世帯の所得減だったと考えています。

それなのに、自民が野党に堕ちたかのように、民主の生活支援を非難した。与党が、自家撞着に陥ったのです。

少数政党が行うべき戦略を、自民が行ってしまった。

これは、自民の選挙戦略の、言い換えれば政権維持の構想力の欠落でしょう。

 

わたし(横田)は、今、不景気でどうして良いかわからない人が多いと思います。不景気の時は忍耐で我慢していれば、いずれそのうちに良い時代が来ると思っている人が多いのです。ところが、今よりももっとひどい金融危機が今秋〜来春頃に来るというと、そんなことはない、中国が良くなっているではないかと反論するのです。20世紀の景気循環論は、もう来ないのです。21世紀は、新たな産業を考え直さないといけないのです。

| 病気 | 06:33 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服して、なんと神通力が宿った・・・(847)
 

次は、藤原直哉さんのネットからです。

 

ワシントンポストの記事はジャパンハンドラーズの牽制球なんでしょうね。90年代に細川内閣をひっくり返したのはジャパンハンドラーズのキャンベルとマイケルグリーンだったわけです。それでそれ以降、日本の内政外交を連中の思い通りに動かそうとして、それが実現してしまったわけですね。

それで今回も同じことができないかと思って、早速来日の予定を決めたり牽制球を投げてきているわけですが、オバマ政権がジャパンハンドラーズをまったく気にしていないようで、日本の内政外交に米国政府が国策として関与するということはあり得ない状況です。ですから民主党もニコニコ笑って、友好的にやろうといいながら、一つ一つの課題で粘ってこっちの主張を通してしまえば大丈夫だと思います。あんまり騒ぐと日本に無関心な米国の大多数の人に興味をもたれてしまいますからね。

民主党は何か当選直後から小沢氏が恐怖政治を敷いちゃって、かないませんね。およそ国民の目線とはかけ離れています。まず初めに民主党から追い出されるのが小沢氏ではないですかね。

 

ジャパンハンドラーズというのは特に団体の名前ではなくて、日本を取り扱う人たちという意味での俗称です。80年代の日本の勃興に強烈に慌てた米国は90年代に何とか日本の金融と産業をたたこうと躍起になるわけです。その流れの中で、まぁ三流米国人がドッと日本にやってきますが、その先頭を切っていたのがキャンベルやマイケルグリーンです。こいつらまだなんだかんだ言って現役なんですね。とにかく米国は冷戦が終ってから、変な連中が一気にリーダーシップを発揮するようになりましたね。ブッシュ政権なんかおっしゃるようにサイコパスの連合体みたいなものだったのではないでしょうか。でもこれから自滅なんでしょうね。民主党も知らん顔して、5枚舌ぐらいでニコニコ笑いながら米国や中国と付き合ったらいいですよ。それが本物の外交ですからね。

 

小泉時代なんか駐日大使館が事実上日本の官邸でしたからね。内閣調査室なんて絶対民主党を選挙で勝たせないための仕事しかして来なかったのではないでしょうか?それ以外の情報は全部CIAからもらって、さも自分で調べたような顔をしていたのではないでしょうか。マスコミも朝日以下、みんな協力したのではないでしょうか。それが、今回ばかりは、あっという間に全部吹き飛んだわけですね。

外交というのは笑顔で喧嘩をすることでもありますね。こういうのが出てきたら、いや、それは正反対だ。我々は親米だ。だから給油はやめたほうがいいし、基地もあそこにしないほうがいい、なぜならこういう理由があって、これを押し通したら日米150年の歴史に傷がつく。そうしたらあなたたちも困るだろう。もっと他に良い方法があるから是非これを研究してくれ。我々は米国の成功を願っている。今の世界情勢を見ると、決して物事はうまくいっていない。それは友人だから言えることだけど。ここでとにかく冷静になって戦略を見直すべきだ。我々は世界平和と米国の繁栄を望んでいるんだ。逆にここで日米関係を壊したい連中は我々がまるで喧嘩しているかのごときことを言い出している。そういう連中こそ本当の反米だ。決してそういう声に操られてはいけない・・・。

てなことを延々と言って、100枚でも200枚でもへ理屈を並べた論文を書いて、何を言われても笑顔で訴え続け、同時に諸外国に仲間を探すのです。あるいは何か取引を持ち出すのです。そして結局米国の言うことは何もやらないのです。これが普通、外交というもののやり方ですね。

 

米国はおっしゃるようにオバマ大統領を含めて大抵の人が日本について無関心ですね。90年ごろとは隔世の感ですね。でもそれは今の日本にとって有利に働きます。民主党の外交手腕が問われますね。

 

わたし(横田)は、藤原直哉さんの言っていることがよくわかるようになりました。藤原さんは、文明が発達したことで本来の生き方から遠ざかっていたと思っているのです。それが文明の衰退・崩壊と共に一度原点に戻らないといけない。ここは自ら生き方を変えていかないと乗り切れない変化で、人もそうやっていろいろ苦労しながら変わっていくのです。最後は感性で判断するしかない。

わたしも、21世紀になって生き方を根本的に変えていこうと思います。

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