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横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1182)
 

吉本隆明著「最後の親鸞」のつづきです。

 

<一遍の偉大さ>

一遍は病気ですが、偉大な僧侶だなとおもわせるところもあります。なぜかというと、こんなことを言っているのです。ほんとにいい念仏往生とは何かというと、それは妻子をもって、それから家ももって、財産ももって、それでもって念仏を称え往生するというのが、いちばんいいんだと言います。上根だということです。二番目にいいのは、妻子はもたないけれども、財産はほどほどにもち、住む処ももち、というのが中くらいにいいんだ。それでいちばん悪いのは、じぶんのように無一物になって執着をすてないと、念仏往生ができないようなものだ、一遍はそう言います。じぶんはじぶんが駄目な人間だと知っているので、何かもつと往生できないと思うから、もたないようにしているという逆説を一遍は語っています。現在にも通用する一遍の偉大さは、そういうところにあるとおもいます。

 

<死の最も偉大な専門家、親鸞>

ぼくなんかがいちばん偉大だとおもっているのは、親鸞という人です。どうしてかというと、病気でないからです。病気じゃないということと、それからごくふつうの人の<死>ということが、じぶんの考え方のなかにちゃんとひとりでに含まれているということがとても重要だと思います。親鸞の思想が存在しなかったら<死>の専門家とぼくらとをつなげる橋をかけることができないとおもいます。ぼくは親鸞がいちばん偉大な<死>の専門家だなとおもっています。

 

<蓮如ー親鸞思想の通俗化>

話の内容は、親鸞のめがねを通して見た蓮如ということになるとおもいます。ですから蓮如を否定的にとらえる話になってしまうのではないかとおもいます。日本の浄土宗の眼目である十八願にたいして蓮如はとてもいい理解を示していますが、「在家止住のやから」という限定をつけています。こういう限定は親鸞にはないのです。つまり教団から(蓮如は)ものを言っていることを意味しているわけです。そういうところに蓮如の洞察力のおよばなさがあらわれています。蓮如は(輪廻転生を)実体化しています。しかし、親鸞は一度もそういう言い方はしていません。

 

<新新宗教>

幸福の科学:大川隆法「太陽の法」

統一教会:「原理講論」

オウム真理教:麻原彰晃「生死を超える」

読むたびに感じる印象は、一種奇妙な、ある意味で病的、ある意味で読む人間の心を打つ衝撃的な世界だということです。特徴はふたつあります。ひとつは、どの主張を読んでも、一種の早道を通っている感じがします。それは直線コースを通っているという意味ではなく、ある地点からある地点へ到達するのに、大なり小なり短絡路を通っているということです。宗教と思想の大道をまっすぐにすすんで到達したという印象よりも、とにかく到達することが目的で、遮二無二でも到達しようとしています。ですから、どこかで短絡しているという印象です。もうひとつは、いいことを言わなければ宗教になりませんから、やはりいいことを言っているということです。その「いいこと」の内容に立ち入ってみると、とにかくいいことを言っている。そのふたつがとても強烈な印象です。

 

吉本隆明は、親鸞・一遍・蓮如を通じて誰でもよくわかるように書いたように思います。親鸞は、浄土は具体的にはないと言っていますし、阿弥陀仏も人間のように目鼻があってというようなことを否定しています。無上仏は形のないものだが、人々を無上仏にまでもっていきたいために、阿弥陀仏というのはあると書いているのです。

ところが、新新宗教(幸福の科学、統一教会、オウム真理教)は、読む人間の心を打つ衝撃的な世界だと吉本隆明は言っています。しかも、結論に導くために、短絡路を通っているというのです。

わたし(横田)は、20年ほど前に、大川隆法「太陽の法」を読みました。わたしの友人が家業の経営者を突然やめて、幸福の科学に入ったのです。今でも、その友人は幸福の科学で仕事をしています。3年前の衆議院選挙に幸福実現党の候補として立候補したのです。その友人の街頭演説をyoutubeで見ると、経営者として活躍していた頃と、幸福の科学に入った以後と大きく分かれるのです。その友人の経営者としての活躍は、わたしと一緒に経営者仲間を束ねようと話し合いを何度もしていたことをなつかしく思い出されます。

大川隆法の著作は、常に「結論」を持っているのです。わたしの友人は、「結論」を大川隆法に求めて幸福の科学に入ったに違いありません。

わたしなら、結論を「自分自身で苦労して導き出す」ことと、「未来への展望」はこうなるに違いないということなどに「生き甲斐」を感じているのです。

| 経済 | 00:36 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1181)
 

わたし(横田)は、吉本隆明著「最後の親鸞」を読みました。

今、親鸞の生きていた時代と、わたしたちが生きている現代という時代がすごく似ていると言われています。

東日本大震災で、どんなに深い絶望からも人は起ちあがらざるを得ないのです。すでに半世紀も前に、大地も海も空も原爆に放射能汚染され、それでも草木は根づき私たちは生きてきたのです。そして、今回震災で原発爆発によって放射能汚染されたのです。日本は、再び世界の経済大国をめざす道はありえないのです。日本人は新しい道を探さなければならないのです。

親鸞が生き、活動した時代の貧困と混沌のありようと、悪行を選ぶか死を選ぶか、という程のひっ迫した状況にあった多くの民が、愚僧と自称する親鸞の信心に出会うことによって救われた事実があったのです。

二つの時代に共通していることは、「乱世」ということです。つまり、「生き死に」の世界だということです。

 

吉本隆明著「最後の親鸞」からです。

 

<修行概念の解体>

親鸞まできて日本浄土教の思想は、完全に仏教の修行という概念を解体してしまった。もちろんヨーガ的な心身集中法をもとにした仏教の僧侶の修行の概念も解体してしまった。そのうえ戒律の概念も出家の概念も解体した。

 

<念仏の数>

念仏は1回でいいのかとか、たくさん称えなければいけないのかということが、お弟子さんたちのあいだで問題になりました。親鸞はそれにたいして、いや一遍でいいとかたくさん称えなければいけないとかという考え方は一切いけないんだ、念仏は時を選んだり場所を選んだりしないで、弥陀の他力の中に包まれるというかたちでおのずから出てくるということで、何遍称えればいいとか、十遍称えればいいと言っているわけではない、とにかく「乃至十念」ということは、時と場所とを選ばないということなんだという理解のしかたを親鸞はお弟子さんたちに告げています。

 

<寄付しなくてもよい>

かりに、アフリカの困っている人たちを助けるために一人十万円だしてくれっていう人がいたとします。これはいいことなんだから絶対出してくれって言われたら、ちょっときついね、それどうしようかと思い悩むことがありうるわけです。それにたいして親鸞は、きっぱりと、たとえれば、わたしはそれなら念仏でも称えますっていうふうに断ればそれでいいんですよ、悩むことはないんですよって言っていると思います。

 

<阿弥陀仏>

つまり親鸞になりますと、ほとんど、実体としての浄土というのは信じられていないし、また阿弥陀仏についても人間の形、いわゆる仏像の形をしていて、人間のように目鼻があってというようなことはもちろん信じていません。それを否定しています。ようするに無上仏というのは形のないものだ、ただ人々を無上仏にまでもっていきたいために、その手段として阿弥陀仏というのはあるんだ、そうじぶんは理解していると、親鸞は、かれこれ八十六、七歳のときに、弟子に語っています。

 

<すごいぞ!法然>

<死>ということを基準にすれば、<死>にたいして価値ある<生>は、愚純とか無知とかにあるんで、知識とか高度なよい修行をすることにあるんじゃないということです。愚かさや無知の持つ一途さに人間的価値の大きさがあるので、知識があるとか、善い行いをしているとかということは、そんなにたいした問題じゃないんだということを法然ははじめて言った人です。人間の心の究極点を基準にすれば、知識があるということよりも、知識がないということのほうが価値があるんだよ。また善行をつんだとか、あるいは社会的地位があるとかいうことよりも、ないほうが価値がある生き方なんだよということを、法然ははじめて言ったのです。それはとても重要な意味をもつとおもいます。

 

<法然のよさ>

法然のよさは、人間の価値観を、知識とか善い行いとか、あるいは社会的地位が上だとか、お金持ちだとかそういうことに絶対おかなかったことです。そうじゃないんだ、逆なんだよ、という考え方を確立したことです。もうひとつは、源信の臨終正念、臨終の時の念仏、あるいは臨終の時の<死>の儀式に対して疑いを最初にさしはさんだのが法然だということになります。

 

わたしたちは、知識で頂上を目指したいと思ってきましたが、親鸞は「無知の持つ一途さに人間的価値の大きさがある」といっているのです。それは、Stay hungry,Stay foolish.(ハングリーであり続けろ、バカであり続けろ)といったスティーブ・ジョブズの言葉と同じなのです。スティーブ・ジョブズは、禅に傾倒した仏教徒であったのです。

| 経済 | 02:29 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1180)
 

わたし(横田)は、詩人・和合亮一氏のことを東日本大震災後しばらくしてからツイッターで知りました。ツイッターで書いてある「詩」を読むと、和合亮一氏は「詩」を捨てて全力で「言葉」をぶつけていると感じました。

 

「詩の礫」(しのつぶて)は、福島在住の詩人・和合亮一氏が被災6日目から「ツイッター」で発表を開始した新たな形式の詩です。140字という独特な制限の中で記された言葉は、迫真性と臨場感にあふれ、圧倒的な言葉の力は、極めて短期間で1万人を軽く超える読者の支持を得ました。湧出する感情のまま、まさに礫のごとく向かってくる詩の数々は、故郷・福島への愛しさ、肉親、子、友、自然への慟哭、震災への行き場なき怒り、絶対という概念を失った世界の不条理を描き、読者の心の深い部分を痛いほど衝いてきます。

 

ツイッターの「詩の礫」の最初のところ(被災6日目)からです。

 

本日で被災六日目になります。物の見方や考え方が変わりました。

 

放射能が降っています。静かな夜です。

 

ここまで私たちを痛めつける意味はあるのでしょうか。

 

ものみな全ての事象における意味などは、それらの事後に生ずるものなのでしょう。ならば「事後」そのものの意味とは、何か。そこに意味はあるのか。

 

この震災は何を私たちに教えたいのか。教えたいものなぞ無いのなら、なおさら何を信じれば良いのか。

 

放射能が降っています。静かな静かな夜です。

 

今、これを書いている時に、まだ地鳴りがしました。揺れました。息を殺して、中腰になって、揺れを睨みつけてやりました。命のかけひきをしています。放射能の雨の中で、たった一人です。

 

どんな理由があって命は生まれ、死にに行くのか。何の権利があって、誕生と死滅はあるのか。破壊と再生はもたらされるのか。

 

避難所で二十代の若い青年が、画面を睨みつけて、泣き出しながら言いました。「南相馬市を見捨てないで下さい」。あなたの故郷はどんな表情をしていますか。私たちの故郷は、あまりにも歪んだ泣き顔です。

 

命を賭けるということ。私たちの故郷に、命を賭けるということ。あなたの命も私の命も、決して奪われるためにあるのではないということ。

 

誰もいない 福島 静かな雨の夜 静かな涙は誰が流しているの この世を去ったその人を想いながら 想うしかない まぶたの中で目覚めるのは海

 

わたしは、和合亮一氏が「本日で被災六日目になります。物の見方や考え方が変わりました。」と書いた最初の詩を読んだ時から、本当にすべての物の見方や考え方が変わったと感じました。原発事故によって、多くの人々は沢山のものを失い続けています。これからも、たぶん多くのものを失うに違いありません。しかし、和合亮一氏はこのまま、福島から目を背けるどころか、見たままを「言葉」で告発しつづけるに違いありません。和合亮一氏にとって、痛みは痛みであり、悲しみは悲しみであり、怒りは怒りあり、福島は福島に違いないのです。中原中也賞受賞の詩人である和合亮一氏が、「詩」を超えた「言葉」をツイッターにぶつけたのです。

 

| 経済 | 01:58 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1179)
 

吉田繁治さんのつづきです。

 

610年スパンでの、デ・レバレッジの時代に向かう

 

銀行の不良債券が巨額化し、事実上では自己資本が消えた時期に、世界の中央銀行の中央銀行であるBIS(国際決済銀行)は、世界の銀行に対し、自己資本比率を上げることを要求しています。

 

(注)米国の銀行に対しては、BISの傘下であるFRBが、第一段階として、リスク資産に対する中核的自己資本の下限を5%超にし、2019年までに、その下限を、70%〜95%に上げることを決めています。

 

同時に、現在は「安全資産」として、時価評価を逃れている国債に対しても、AAA格から落ちたものを、BISはリスク資産にするということも、言っています。世界でAAA格は、英、スイス、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア債です。米国債は昨年8月から下がってAA+ 日本債、中国債はAAマイナスです(SP2011年)。近々、フランス債と英国債も下がるでしょう。

 

格付け機関の「いいかげんさ」は、サブプライム・ローンを含んで証券化したデリバティブ(MSBRMSBABC)のシニア債をAAA格としたときから露呈しています。

 

しかし実際には、年金基金等が買うときは、安全なAAA格の証券に限定されます。格付けが下がると、保有する国債を売らねばならない。会計監査ではねられるからです。

 

米欧の年金基金(Penshion Fund)は、巨大な機関投資家であり、国債や、米国で多い州債(地方債)の買い手です。国債も、買い手が少なくなれば、下落し、金利が上がります。格付けの下落は、市場での国債の買い手にとって、大きな問題なのです。

 

デ・レバレッジは、金融機関の自己資本に損害が生じ、銀行システムの信用創造力が減少したとき生じる「信用恐慌」です。具体的には、銀行が貸付金を減らすことを迫られて、同時に、価格変動がある証券(株や社債)とAAA格以外の国債を売ることになる。

 

結果は民間のマネー・ストックが減少です。マネー・ストックが10%も減れば、実体経済の投資と購買も急減し、100%の確率で恐慌になります。信用恐慌といわれるものがこれです。

 

【銀行の損失とマネー・ストックの急減】

リスク資産(貸付金と証券)を100兆円もち、自己資本が8%(8兆円)あった金融機関に、仮に3兆円(3%)の損が生じたとします。この銀行は、いくらのリスク資産を減らさねばならないか?

 

自己資本が5兆円に減って、8%の自己資本比率にしなければならない。5兆円÷8%=625兆円です。

 

結果は[100兆円−625兆円=375兆円]の貸付金回収と、国債、社債、株の売りです。マネーストックが375兆円(375%)も減ることと同じです。

 

3兆円の損害で、125倍の375兆円の信用収縮です。デ・レバレッジによる信用恐慌になります。1000兆円の不良債券に対し、デ・レバレッジが起これば、もうそれはマネーの消滅です。デフレ型恐慌どころの騒ぎではない。

 

日本のバブル崩壊期(1990年〜)にも、BISは国際業務を行う日本の銀行(都銀)に対して、8%の自己資本を要求しています。これが、銀行が企業と持ち合っていた株の(継続的な)売りを生み、貸付金の回収も生んだのです。

 

ただし当時,国債は安全資産とされていました。このため日本の銀行は株を売り、同時に貸付金を回収で入ってきたマネーで、国債を1年に40兆円も増加買いしていたのです。国債が増えた原因は、超低金利債が安全資産とされて銀行、保険会社、郵貯・簡保に売れていたからです。本来は、国債金利が3%くらいに上がって、政府財政の拡張に歯止めが必要だったのです。

 

(注)BISによる「AAA格を落ちた国債をリスク資産にする」という発令は、、まだ出されていません。予告の段階です。

 

BISの自己資本規制を守ることができない銀行は、国際業務(海外銀行との貸し借りや外為業務)ができなくなるため、事実上の破産状態になります。

 

BISFRBが、なぜ100年サイクルでの、1929年を超えることが想定される世界の金融危機の時期に、銀行の自己資本を高める規制を強化するのか、理解不能です。世界を、意図的に、信用恐慌に陥れる策としか思えません。

 

現在の、不良債券を巨額に抱えてしまった世界の銀行に、自己資本比率を高めることを要求すれば、信用恐慌を生んで、マネー・ストック(世界ではGDP3年分;15000兆円)を急減させることは、100%わかりきったことだからです。実行しないことを言う、リップ・サービスなのか?

 

BISが、世界の中央銀行が売ってきたゴールドを買い占めた金融一派(デル・バンコ)に支配されているとすれば、暴落した世界の銀行株と国債を、底値で買い、その後の世界の金融を、支配するためと思えます。恐慌は、株と国債の底値での買い手にとっては、未曾
有のチャンスになる。

 

(注)東京が、米軍の空襲に襲われ、燃えさかっている最中に、二束三文で、宮家の土地を買い漁ったのは、西武グループ(提康次郎氏)でした。戦後の、物価・資産が300倍に上がったハイパー・インフレで巨大資産になっています。東日本大震災のあとにも、小規
模ですが、仙台等でこれが見られます。

 

銀行の国有化と言っても資金源は国債です。暴落しているギリシア債を更に下げ、底値で買えば、その後のギリシアの金融を、国債を買ったところが支配できます。国債に価格がつくのは、売り手と買い手が、同量あるからです。買い手は、誰になるか・・・です。

 

米国発の1929年からの世界大恐慌でも、ある銀行による株、不動産、国債の底値買いがあり、10年後の回復期には巨大資産になったのです。恐慌の時期は、5年や10年後を長期で見る必要があります。

 

わたし(横田)は、7年前から吉田繁治さんの「ビジネス知識源」を毎週読んでいますが、以前ほどの興味を持てなくなりました。それは、吉田繁治さんの「未来」が見えてこないからです。今年、恐慌が起きて、そこから先はどうなっていくかということが、吉田繁治さんの人生観や思想からは見えてこないのです。吉田繁治さんは、政治や経済や文学の状況について細かく説明し、すごくわかりやすいのですが、「未来」はこういう方向に向かっているということになると、さっぱりわからないのです。

わたしは、今、大きな歴史の変革期にあると思っています。資本主義(物欲主義)が去って、精神主義が来ていると思っています。その狭間にわたしたちはいるのです。吉田繁治さんの「決断」で、「未来」をもっと語って欲しいと思います。

| 経済 | 02:06 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1178)
 

経営コンサルタントの吉田繁治さんの、金融危機と通貨問題、国債とインフレ、国際金融資本の動向、過剰な信用創造が作り出す過剰損失など、世界経済を分析し、2012年を展望した「ビジネス知識源有料版201216日号」です。全部で19ページありますが、主な箇所だけにしたいとおもいます。

吉田繁治さんは、楽観的で根拠のない予測を振りまく日経新聞や評論家などとは一線を画しており、慎重で具体的な分析と客観的な解説が特徴です。

 

<第258 新年特別号:デ・レバレッジ動乱の2012年への展望>

201216

【目次】

1.米欧の金融危機の始まりから

2.中央銀行のマネー印刷が、インフレを招いていない理由

3.ホルムズ海峡の、封鎖の可能性

4.世界の中央銀行の信用増加、言い換えればマネー印刷

5.米ドルより、ユーロが下がっている理由:そして円

610年スパンでのデ・レバレッジの時代に向かう

 

5.米ドルより、ユーロが下がっている理由:そして円

円を基準として見たとき、2011年での米ドルは、114月の高値85円付近から1213日の756円まで、11%の下落です。

他方でユーロは114月の120円付近から、15日は986円です。18%の下落です。米ドルよりユーロが下がった理由は、米ドルにはまだ日本、中国、新興国からの買いがあるためです。

たとえば日本政府は、円高対策として、1111月に(効果がなかった)45兆円の、緊急のドル買いをしています。中国も、ユーロ債を売って、ドル債に振り替えています。元高は、中国の輸出にとって困るからです。

円債は、ユーロ債、ドル債の代わりに、買われています。

 

2011年の異常な金額に思える外人による円債買いが、日本の国債金利を下げ、円高をもたらした原因です。

外人の日本国債買いは国内の金融機関のような「長期保有」ではない。短期債の短期売買です。たとえば3ヶ月債は、発行の3ヶ月後には、日本政府が、円で償還せねばならない。

外人投資家(主体は、ヘッジ・ファンドと新興国の中央銀行)の買いは、市場で売らずとも、買って3ヶ月間保有すれば、円での償還があるため、外為市場で円が売られたのと同じことになるのです。

 

2012年は、いつまで、この外人の円国債の買い超が続くか?

6ヶ月で買い超してきた72兆円の短期国債を、

・そのままにしておくか(円が償還される)、

・あるいは売り超に転じれば、どうなるか?

 

72兆円分の、外人から売られる短期国債を、国内の金融機関が増加買いすることは不可能です。財政の赤字で新規に発行される国債の引き受けが、ほぼ50兆円はあるからです。日銀の、緊急買い受けになるでしょう。

円高は、経済界(経団連)の願望通り、そのとき終了します。

 

◎ところが、円高が終わった時は、今度は、ちょうど今のユーロのように、円国債の価格に下落が起こります。円高の終了は、円が海外流出することだからです。(注)「円債売り→ドル債買い」になるでしょう。

 

日本の政府財政は、2011年中にほぼ100兆円分も買い越された円国債が外人から売られれば、期待金利がわずか2%上がっただけで、既発国債(約1000兆円)が10%は下がります。

低金利の国債は、国債価格の過剰評価、つまり、国債の価格バブルを生むのです。バブルは、金利が正常化(3%になること)すれば、崩壊します。

このとき、100兆円の不良債券が、国内金融機関に発生してしまうのです。国内の金融機関も、損を怖れて売りに転じることになる。

 

◎金融市場は、まだこの、外人による国債債売りの、可能性の認識をしていないように思えます。

なぜ、日本の増発され続ける国債の金利が、短期債で015%、長期債で103%と、(異常に)低いままなのか。原因を調べていて、2011年の外人買いのデータに遭遇したのです。

どう考えても、2012年も外人が円国債を買い越すとは思えません。ポートフォリオ(分散投資)での円債の、保有ポジションが、100兆円は大きくなっているからです。どうお考えでしょうか?

日本経済(政府と金融機関)にとっては、PIIGS債の償還が増える2012年の1月から3月までに、ユーロ危機が深刻になって、ヘッジ・ファンドからユーロ債が更に売られ、その資金で円債の買い超が続き、円高($170円;1ユーロ=80円等)になることが望ましい。

円高は輸出の製造業(輸出額で1ヶ月6兆円:年間72兆円)にとっては、円での売上が減って、困る事態です。しかし、国債を売る政府財政にとっては好ましいのです。通貨は、「多角度から」みなければならない。

世界で、毎日の経済ニュースのトップとして、通貨変動が報じられるのは、1日で500兆円もの世界の外為市場で、通貨価値が日々変動していて、それが経済に大きな影響を及ぼすからです。

 

わたし(横田)は、吉田繁治さんの「ビジネス知識源」を読みながら、今年の3月までに世界大恐慌が起こる可能性が95%以上あると思います。円高が一挙に進み、ドル安・ユーロ安・ボンド安が進みます。

ところが、その後欧米のヘッジ・ファンドが今度は円債(日本の国債)を市場で売るのです。「2011年の異常な金額に思える外人による円債買いが、日本の国債金利を下げ、円高をもたらした原因です。」日本の金融機関や日銀は、その円債を買うことがもはや無理なのです。その途端に円安になり、デフレからインフレになり、日本の国債は利回りが上昇し、破綻するしかないのです。このような状況が世界各国で起こり、金融資本主義が終わることになります。最悪を考えると、日本銀行が潰れ、日本銀行券が紙くずになります。その時に、わたしたちが未来に希望を見出すことができれば、次の新しい時代に向かって生き残ることができるのです。

| 経済 | 01:57 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1177)
 

村上 太一氏のつづきです。

 

エンジニアが働きやすい会社づくり 

村上氏は、Webビジネスにおける「エンジニアの重要性」を各所で強調している。「やっぱりWeb好きな人は、一度はプログラマにあこがれるものじゃないでしょうかね。僕もそうでした。僕は社長という立場を選びましたが、Webビジネスに優れたエンジニアと高い技術は不可欠です。だから、エンジニアが働きやすい会社になるよう努力しています」 現在、25人の社員のうち、半数以上がエンジニア。村上氏は彼らが働きやすいような環境づくりに熱心だ。例えば、キーボードはプログラマからの評価が高い東プレのRealforceを導入している。単純な「労働環境」だけではない。村上氏は「期限を設けるものと設けないものの切り分け」という観点からも、エンジニアの働きやすさを追求する。「あるサービスを作る場合、個々のタスクに期限を決めていきます。でも中には、あまり期限を設けない方が良いものもあります。例えばわたしたちのサイトでいえば、検索モジュールなどは方法論の採用にあたって検証が不可欠ですので、十分に時間を取り、入念な選定をしています。その方が後々のサーバコスト、保守コストを考えると割安になる。期限があると、その場限りの考えで妥協してしまいがちですから」 こうした切り分けは、「新しい技術の追求」という観点にも表れている。「きちんとビジネスになるWebサービスを作っていきたい」という考えから、村上氏は「利用する技術はあまり新し過ぎない、実績ができている技術が望ましい」と語る。だが、それは新しい技術を追いかけなくていいということを意味しない。 「仕事では、新しい技術をどんどん使うわけにはいきません。でも、常に新しい技術を追いかけて、少しずつビジネスに取り込んでいかなければならないと思います。社員にも、両方のバランスを求めています」 Webや新しい技術が大好きで、一方で安定したビジネスのことも考える。それがリブセンスの成長につながっているようだ。

ナンバーワンとオンリーワン、2つの軸 

村上氏は今後の事業について、2つの軸で考えているという。「ナンバーワンを取るサービス」という軸と、「オンリーワンを取るサービス」という軸だ。 「ジョブセンスは求人サイトですから、すでに市場が存在します。つまり、ナンバーワンを取りに行く。一方で、まだ市場がないような領域のサービスを作ってオンリーワンを取りに行くことを始めたい」 オンリーワン狙いの軸のみだと事業が成り立たない可能性があるため、危険だ。だから「両軸が必要」だと村上氏は繰り返す。 「市場がない領域のサービスをヒットさせられれば、市場をつくれるだけでなく、その市場の代名詞になれる。いい換えれば、文化になるサービスに成長する。そういうサービスを作りたい」 社員の中で最年少の経営者は、エンジニアリングとビジネスのバランスを巧みに取りながら、次のステップへ進もうとしている。彼らが「文化となるようなWebサービス」を生み出せるかどうか、注目したい。

 

わたし(横田)は、村上 太一氏が立派な上場企業を作って欲しいと思っています。

ところが、日本の上場企業数は2007年には3942社となっていたものが、今や3593社になり、この4年間で一割が減って349社になっています。

東証売買代金も1日に2兆円が目標になっていましたが、今や5000億円という日もめずらしくありません。たまたま113日(金)は1兆円の売買代金でした。

上場企業は、オ−ナーにとっては、自己資本が実質他人の所有した資本になるのです。それが、株式が値上がりしているときには、配当金という安い資金で自己資本にすることができるのですが、今年やってくる恐慌が襲うと、株式の価格が今の3割以下まで急に落ちて、上場するだけの価値がなくなってしまうのです。

 

わたしが所属している経営者(1600名)の集まりが、先週金曜日にありました。そこでは、3人の経営者が舞台に上がって、タイと中国に工場を建てたと語っていました。海外に仕事を探さないと、円高で日本では売上が上がらないと言っていました。

わたしは、海外に出ていくためには、売上高・経常利益率が10%以上上げないと出ていく意味がないと思います。売上高100億円で、経常利益10億円以上です。円高だから海外に出ていくのではなく、海外から商品の付加価値が高いのでどうかうちの国に来てくれと言われないと進出してもだめだと思うのです。

しかし、日経新聞で煽っているように、大企業・中小企業がアジアに進出しています。

今、日本の企業がアジアに出て行っても、世界大恐慌でアジアの国々が不安定になり、政権打倒とか革命になって、海外に出て行った日本企業が命からがら帰ってくる可能性が非常に高いのです。それは今年から3年以内のことです。

 

| 経済 | 02:26 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1176)
 

昨年12月に東証マザースから、株式会社リブセンスが上場しました。社長は、日本の上場企業では史上最年少の25歳です。

村上 太一(むらかみ たいち、1986年10月27日)氏は、小学生の頃、「将来は社長になる」と決意しました。早稲田大学高等学院在学中から起業のための準備を開始し、簿記検定2級を取得したほか、情報処理技術者試験に合格したのです。高校卒業後の2005年4月、早稲田大学政治経済学部に入学し、1年生在学時、大学の「ベンチャー起業家養成基礎講座」が実施したビジネスプランコンテストで優勝したのです。

 

早稲田大学の「ベンチャー起業家養成基礎講座」のパンフレツトからです。

 

「なくなったらユーザーに悲しまれるようなWebサービスを作っていきたいですね」

「採用課金型」の料金形態と「採用祝い金」制度というユニークな特徴で売り上げを伸ばしたアルバイト情報サイト「ジョブセンス」を運営するベンチャー企業、リブセンス。早稲田大学の大学生が20062月に設立した会社は、すでに25人の社員を抱える規模(2年前)にまで成長した。Webの世界にほれ込み、エンジニアリングの重要性を強調する若き経営者、同社 代表取締役 村上太一氏の考える「エンジニアリングとビジネスのバランス」について聞いた。

大学の起業家講座で優勝し、オフィスを手に入れる小学生のころから「将来は社長になる」と決めていたという村上氏は、高校のころから実際に起業するための準備を始めた。「簿記2級やシステムアドミニストレータを取ったり、起業家のイベントに参加したり……役に立つかどうかは分かりませんでしたが」

早稲田大学に入学後、村上氏は「ベンチャー起業家養成基礎講座」という講座と出合う。講座終盤に開催されるビジネスプラン発表会の優勝者には、大学のインキュベーション施設のオフィスが1年間、無料で使えるという特典があったのである。これ幸いと講座に参加し、優勝してオフィスを手に入れた村上氏は2006年、リブセンスを立ち上げた。最初は村上氏を含めて4人でのスタート。そのうち2人はエンジニアだった。「僕自身、小学生のころ、1995年に初めてパソコンを触ってインターネットにはまった世代。中学生のときにはJavaを触ったりしていましたし、Webサービスが大好きなんです。生粋のエンジニアというわけではありませんが、仕組みはある程度、理解しているし、エンジニアの気持ちも分かっているつもりです」 アルバイト情報サイトからスタートし、現在も人材系のサービスが売り上げの大部分を占めるが、村上氏は「人材ビジネスだけをやりたいわけではない」と語る。あくまで、Webビジネスが軸なのだという。

「やめようと思った。でも、やめ方が分からなかった」

村上氏は「最初は本当につらかった」と振り返る。「最初の1年はまともに売り上げが立たなかったんです。採用課金に採用祝い金と、それまでにないビジネスモデルでしたから、そもそも本当に成り立つのだろうかと不安でした。やめようと思ったことは何度もあります」

なぜ踏みとどまれたのか。村上氏は「やめ方が分からなかった」と苦笑いをしながら答える。数少ないとはいえ顧客がいた。顧客がいる以上、責任がある。いきなり「やめます」とはいえなかったのだ。設立半年後から、5万円の給与が払えるようになった。2年目に入ったころから、売り上げが一気に上がり始めた。特にきっかけは思いつかない、と村上氏は話す。「コツコツとやっていたことが実を結んだんじゃないでしょうか」

 

わたし(横田)は、テレビでインタビューを受ける村上 太一氏を2回見ました。村上 太一氏は、上場企業の社長らしくないと思いました。堀江貴文のような「あく」がないのです。清廉潔白な雰囲気です。ところが村上 太一氏の学生専用のマンションらしき部屋は、パソコンとカップラーメンがあって、帰って来ても仕事をしているのです。

現在、株式会社リブセンスの時価総額を見ると、90億円になっています。上場した去年の12月には、時価総額は115億円でした。

わたしは、村上 太一氏の清廉潔白な雰囲気が今後どうなっていくかを見たいと思います。

| 経済 | 01:09 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1175)
 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

 

ところで、連日のように、ユーロが対ドル、対円でも下げています。事態は今や、その金融津波の第二波がいよいよやってきそうな事態になりつつあります。

■イタリアの最大の銀行のユニクレジットの株価は間違いなく崩壊しつつある。ユニクレジットの株価は4日、14%下落し、5日には17%下落した。

■その他のイタリアの主要銀行である、インテサ、サンパオロは5日、7.3%下落した。 

5年物のイタリア国債の利回りは、6%に戻り、10年物のイタリア国債は7%に戻った。ヨーロッパ中のアナリストは、イタリア国債の情況は利率がこのまま高値で留まれば持続不可である、と主張している。イタリア国債の格下げも数日中にありそうだ。

■イタリアの若年層の失業率はかつてない高さを記録している。 

■フランスの主要三銀行の株価は5日、少なくとも5%は下落している。

■ドイツ銀行でさえ、転げ落ちる岩のように下落している。コメルツバンクの株価は5日、4.5%、ドイチュバンクは5日、56%下落した。

 

藤原直哉さんの2012年の予測が出ています。少し長いのですが、全部載せることにします。

 

<日本は、世界はいったいどうなる? 2012年>

われわれは「乱世」の真っただ中にいる。すべてがバランスした「均衡」の時代ではなく、流れが渦を巻く「動乱」の真っただ中にいる。

「乱世」は生き死にの世界だ。「乱世」を生き抜くバイタリティーと実力をとにかく身につけよう。津波が足元まで来てからでは助けたくても助けられない。

「乱世」における本当の「やさしさ」は、人が死なないようにアドバイスすることだ。死なないためには、時には激しく動かなければならないこともある。無理やり人を引っ張らなければならないこともある。

「乱世の時代には時間と労力を割く優先順位を決してまちがえてはいけない」。靴ひもを結ぶために時間をとって、津波に流されてしまったということがないように・・・。

同時に「乱世」はいつか終わる。

「乱世」が終わった時に、自分がどの位置に立っているかで、その次に続く「太平の世」の自分の立場が決まる。

「乱世」にやりたい放題をやっていると、「乱世」が終わって「太平の世」が来たときに、嫌われ者のレッテルを貼られて、長い間、大変な苦労をする。「乱世」は「生きざま」が問われる時でもある。

みんなで良き「生きざま」を示しながら元気に「生き残」って、みんなで乱世の先の「太平の世」を創ろう!

 

<大胆予測 2012年はこうなる!>

20世紀に権勢を誇った大きな国家、大きな会社、大きな組織が割れて溶ける。日本も政治は四分五裂で何も決まらない。大企業もフラフラ、国民はカンカンに怒りだす。

中東、北朝鮮、ベネズエラなどで戦争が始まる可能性が大きい。また米国、中国、欧州でも国家やEUの内乱、分裂危機。

結局世界大恐慌によって産業恐慌、生活恐慌となり、世界中で倒産と失業が続発する。生産流通途絶で食糧、エネルギーの調達に困難が生じることもありうる。

その混乱の中から元気のよい個人、元気のよい中小零細企業が浮かび上がってくる。湧きあがるリーダーが出てくる。

国家が破綻して、次を担える実力を持った人や企業が国を捨てて逃げ出すところが世界中で続出する。

結局欧米の世界システムの崩壊が明らかになり、日本も自立を迫られ、むしろ日本が世界を動かさなければならなくなる。

日本にもついに本格的なインフレの時がやってくる。すべての日本人が生きるために必死にならなければならなくなる。

21世紀の新しい科学の発見がさらに相次いで、今までの科学の体系が変わり始める。

 

2012年を明るく元気に生きるために、何をすれば良いか?>

待っていたら流される。自分から良き友、良きパートナーを見つけて、時代の変化に対応できる新しい仕事、生活をいち早く実践せよ。

結局、内外大混乱の立て直しができるのは、意識が高く実力を持った中小零細企業、個人しかない。日本再生は意識が高く実力を持った中小零細企業、個人をヨコのリーダーシップでつなげていくしかない。とにかくヨコにつながって何か新しいことをやってみよ。

内外の大混乱を受けて、日本は国民大集会を開く必要がある。立場にかかわらず、高い意識と実力を持った人を集めて、これからどうするかを決めて、チームを創り、未来への具体的な突破口を切り開かなければならない。

地域ごとに第1次、第2次、第3次の産業を改めて立て直さなければならない。今後は地方に新たな雇用が生まれる。みんな、これから先、どこで自分の人生の花を咲かせるか、よく考えて動く必要がある。

世は乱世。いつ何時、倒産、失業するかわからない時代。仕事も生活も和戦両様の構えが大切。また仕事は親しいお客さんと共に成長させていくことが大切。御用達経済の時代。

金融資産のほとんどは価値を失う可能性がある。ゴールドも一旦は大暴落する。外国に行っていた企業や人も命からがら帰国するかもしれない。過去30年間に異様に膨らんだ金融やグローバリゼーションは一旦リセットされそうだ。だから何が起きてもうろたえないように。

世界の中心が溶ける、日本の中心が溶ける、大企業の中心が溶ける。要するに20世紀の惰性で動いていた中心が溶ける。再建は周辺から、辺境から。自分がどこに立っているか、改めて足元をチェックせよ。そして危なければ移動せよ。

日本人は自信を持て。この激しい円高は21世紀が日本の時代であることを金融市場も明確に示している。日本の強みは意識が高く実力のある中小零細企業、個人にある。この力を結集させて日本だけでなく世界を立て直す。欧米はもはや世界経営ができない。今後は日本が担うしかない。

新しい科学、埋もれている不思議な現象、高度な職人技、神がかり的な実力、古くからの知恵、歴史。そこに未来への突破口がある。一つでも二つでも知り、身につけよ。

 

わたし(横田)は、今の経済危機がもっと大きな変化になると思っています。欧米社会からアジア社会への変化、金融資本主義・物欲主義が終わって通貨よりも信仰が重視していく精神主義です。1600年かそれ以上の大きな変化だと思います。それが実際にどうなっていくかを見ることができ、参加できることに喜びを感じます。

| 経済 | 00:08 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1174)
 

わたし(横田)は、『使える弁証法』 田坂広志著(東洋経済新報社)200512月発行 ¥1500 を読みました。

 

「弁証法」にはいくつもの「法則」がありますが、最も役に立つ一つの法則が「螺旋的発展」の法則です。「世の中のすべての物事の進歩や発展は、右肩上がりの一直線ではなく、 あたかも螺旋階段を登るようにして進歩・発展していく」

螺旋階段を上っていく人を、横から見ると、上に登って行くように見えます。これが、「進歩・発展」です。しかし真上から見ると、ぐるっと回って元の所に戻ってくるように見えます。昔の場所に「復活・復古」するように見えますが、必ず、一段高い場所に登ってきています。すなわち、「進歩・発展」と、「復活・復古」が、同時に起こるこれが「螺旋的発展」の法則です。

 

「物事の本質を洞察し、未来を予見するために、膨大な情報や知識は必要ない」と田坂広志さんは言っています。未来を予見するために、弁証法が使えると言っているのです。

 

「物事の螺旋的発展」の法則

「否定の否定による発展」の法則

「量から質への転嫁による発展」の法則

「対立物の相互浸透による発展」の法則

「矛盾の止揚による発展」の法則

 

すべての物事には、その内部に「矛盾」が含まれているが、その「矛盾」が物事の発展の「原動力」となっていきます。そして、この「矛盾」を機械的に「解消」するのではなく、それを弁証法的に「止揚」したとき、物事は発展を遂げます。

 

世の中の物事が、発展し、進歩し、進化していくのは、その物事の中に「矛盾」があるからです。その「矛盾」こそが、物事の発展の「原動力」であり、物事を変化させ、発展させ、進歩させ、進化させていく「生命力」に他ならなりません。それが、ヘーゲルの哲学の根本にある思想なのです。弁証法は、「矛盾の哲学」と呼ばれるのです。

わたしたちの生きている世界は、「矛盾」に満ちています。「矛盾」とは、物事の発展の原動力なのです。それゆえ、わたしたちは、「矛盾」をただ機械的に「否定」すべきではありません。その「矛盾」を、弁証法的に「止揚」していかなければならないのです。

 

「“何が消えていったのか”を考える。“なぜ消えていったのか”を考える。社会や市場の進歩と発展の『その段階』において『なぜ消えっていったのか』を考えるということです。その『段階』において、なぜ『効率的』でなかったのか。そのこと考えることです。そして、社会や市場の『合理化』と『効率化』の流れの中で、『何が消えていったのか』『なぜ消えていったのか』が分かり、『何か復活してくるか』がわかったならば、どうすれば『復活』できるかを考える」と田坂広志さんが述べています。

弁証法を考案したヘーゲルが言っています。「存在するものは、合理的である」

 

わたしは、『使える弁証法』を読みながら、田坂広志さんがIT社会の実例を引きながら、「矛盾」を証明しています。6年前のIT社会だから、今それを読むとなるほどと思います。

しかし、今、振り子が「物質社会」(西洋文明)から「精神社会」(東洋文明)へ向かい始めています。ところが、「精神社会」は縄文式時代そのものになるのではなく、「物質社会」の良いところを受け継いだまま「精神社会」になるのです。ちょうど弁証法で螺旋階段を上っていくように、これからの「精神社会」は一段高い場所にいる「螺旋的発展」も遂げているのです。

 

今日のブログで、今年最後になります。来年は、111日(水)からになります。

もうすぐ恐慌が始まりますが、ある経営者が自分は楽天家で、今ある状況に楽天的に対応すると言っていました。それに対して、あなた(横田)は悲壮家で、今ある状況に悲壮的に対応すると言っていました。

そう考えるのは全くの間違いです。

現状を見るか、未来を見るかの違いです。

現状を見ようとすると、自分には甘く物事を見るのです。恐慌が実際に襲ってくると、そんなはずはないと言いながら、恐慌の嵐に巻き込まれるのです。

未来を見ようとすると、歴史から遡らないと、未来が見えません。恐慌が実際に襲ってくると、これは歴史の中の1ページだと思いながら、未来に向かって進むのです。

もうすぐ恐慌が始まります。

 

良いお年をお迎えください。

| 経済 | 00:31 | comments(0) | - |
横田眞の脳梗塞・甲状腺がんを克服してなんと神通力が宿った・・・(1173)
 

わたし(横田)は、藤沢久美さんの「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか」ダイヤモンド社¥1575 2005/8/20発行を読みました。

 

そのまえに、藤沢久美さんのブログから引用します。

 

『単一業種の代表者から多業種の窓口へと変わった御用聞き』

昔の御用聞きと現代の御用聞きの違いは? 昔の御用聞きは、単一業種の代表者だったわけです。例えば、酒屋の御用聞きというのは、酒販業の御用聞きです。化粧品の訪問販売であれば、化粧品業でもあり、富山の薬売りもクスリという業界の御用聞きであるわけです。

ところが、今の御用聞きは、単一業種ではなく、多業種の窓口なのです。『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』にも書きましたが、牛乳宅配店は初め牛乳業の御用聞きだったのが、健康食や野菜、保険の斡旋をするなど、あらゆる業種の御用聞きになっているわけです。

それでは複数業種を何でも束ねているかというとそうではなく、テーマやシーズを持っているのです。例えば、牛乳宅配店は「牛乳」というシーズを軸にして見つけ出した「健康」というテーマを持っています。そういうお客様のニーズを見つけて、あらゆるソリューションを束ねているのが、昔の御用聞きとは違うところだと言えます。

 

2つ目は、昔の御用聞きは「何か御用はありませんか」と「御用」を伺いに行っていたわけですが、現代の御用聞きは「御用を聞きに行く」のではなく、「相手を知りに行く」のです。

つまり、昔の御用聞きが商品の専門家として、ありとあらゆる知識を提供していたのに対し、現代の御用聞きは商品の専門家であると同時に、「顧客の専門家」なのです。

お客様の家に御用聞きに行くのは、顧客のことをたくさん知るため、理解するために出掛けるわけです。お客様と雑談をし、ありとあらゆるテーマを投げ掛け、ニーズを聞き続けることで、価値観や全体像を把握します。そして、見えてきたお客様のニーズに応じて
必要なものを提供しているのです。

つまり、昔と現代の御用聞きでは、立ち位置が異なっていると言えるでしょう。

 

3つ目は、昔の御用聞きは町の人全員を対象にしていましたが、現代の御用聞きはお客様を絞ることからスタートしています。

なぜなら、顧客の専門家としてお客様の側に立って、知恵を絞って選択するためのアイデアを出していくので、ある程度売り上げの高いお客様に絞って、サービスを提供していかなければ割が合わないという実情があるからです。

昔の御用聞きと現在の御用聞きとの相違点として、生活者が「安心」や「心地よさ」といった目に見えない「感覚」に価値を求めるようになったという購買スタイルの変化を指摘されています。

 

藤沢久美さんの著書「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか」からです。

 

(p.140)商品がもつ物語も一緒に売ることにしたのです。

(p.167)「物語」とは、どこにでもあるのです。業界では当たり前の言い伝えや習慣、さらに商品やサービスをつくったときの誕生秘話やトラブルなどのエピソードが物語になるのです。

(p.185)お客様の声を聞く前に、従業員の声を経営陣が徹底的に聞く。その行為を通じて従業員は声を聞いてもらえる喜びを実感します。そして、その喜びの体験をお客様にも提供するようになります。

(p.185)人間は、自分の体験した感覚しか、本当の意味で理解することはできません。自分の意見が生かされる喜びを実感している従業員はお客様にその充実感を感じてもらいたいと自然に思います。その気持ちがお客様の声に真摯に耳を傾け、製品改善の提案へとつながっていくのです。そしてそれが役員会で採用されることは、自分の喜びであると同時にお客様の喜びとなる。お客様の声を聞けとトップダウンで指示を出しておいて、自分自身は部下の声に耳を傾けない。そんなマネージャーの下ではたらく従業員たちは、お客様の声に耳を傾けることも、人を大切にすることも身に付かないのではないでしょうか。お客様とよい関係を築く会社をつくるには、まずは経営者と従業員がよい関係を築く。まず、経営者が従業員の声に耳を傾ける。その姿勢が従業員に最も効果的にお客様の声を聞くことの大切さを教えてくれるのです。

 

わたしは、地域に密着し、お客様の声に真摯に対応し、輝いている多くの企業が紹介されていることに感動しました。

・電球一つでも配達し、お客様から絶大な信頼を得ている電気屋

・女性だけで経営し、疲れた心を癒してくれるホテルチェーン

・クレーム大歓迎のビルメンテナンス会社

1700人の従業員全ての日報に目を通す社長が経営する北海道老舗菓子店

 

わたしは、中小企業の経営者が、21世紀の新しい時代に「御用聞きビジネス」を伸ばしていく方法を見つけ出すことができると思います。例えば、商品を販売しているビジネスでも、本当に顧客が困っているサービスを提供すると商品も売れるのです。そのためには、20世紀に顧客が困っているサービスを探すのではなく、21世紀にふさわしいサービスを提供することです。20世紀は物質社会、それに対して21世紀は物質社会を超えた精神社会になっていきます。

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